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あんどうりすの防災四季だより 21年4月4日「対談:株式会社日立製作所研究開発グループ東京社会イノベーション協創センター主任研究員森木俊臣さん その2」

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

りす)
本日も先週に引き続き日立製作所研究開発グループ東京社会イノベーション協創センター森木俊臣主任研究員にお越しいただいています。
森木さんよろしくお願いします。

森木さん)
よろしくお願いいたします 。

りす)
先週に引き続き、アプリを開発されたお話。
災害時在宅避難されてる人にも、スマホでも携帯でも使って音声で話しかければ、AIが答えてくれたりするアプリで支援物資が届くようなシステム作られたという事なんですが、国分寺市との実証実験されているって言うお話の途中だったのでよろしくお願いします。

森木さん)
はい、よろしくお願いします。


詳しくはラジオライブラリーをお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

 

放送音源

   

文字情報

国分寺市で災害対策アプリを試行

森木さん)
昨年2020年10月の18日に防災避難訓練が実施されまして、その時にこのアプリを試行していただきました。
実験に参加された方が国分寺の市民の方、及び市役所の職員の方合計約260名ということで、わりと大きな規模でやっていただけたかなと思ってます。

これの実証実験の結果、アンケートですね…いろんなお話をいただきましたが、
およそ半数以上及び7割超くらいの方が、このアプリは非常に使えるというコメントをいただきました。

大枠としては在宅機能促進できて、実際の災害時にも利用できるのではないかというコメントをいただいています。

森木さん)
本番使用に向けてより良い品質、要するに分かりやすさですね…あと、自治体との連絡の手段、救援物資の配達ということに特化して作らせていただきましたけれど、住民の方々が避難した時にいろんな不安があると思います。
その時に市役所の方に連絡をするとか、そういうそれ以外の使い方という所で非常に期待を寄せられているというところでございます。

この実際に寄せられたお話としては…
このアプリは、実際に災害の時にも使えそうだという方が七割五分ぐらいと
更には避難時の不安を低減できるんじゃないかというのもやはり七割ぐらいの方にポジティブに評価いただきました。


りす)
誰かと繋がっていて不安が解消されるって良いですよね。
森木さん
ホントに、その通りですね。
他の方と喋れるっていうところがいいのかなと思います。

りす)
高齢者の方にも使って頂いたっていうことですよね。

森木さん)
はい、年代ごとに自己申告いただいて、どのくらいの割合の方が多かったのかをアンケートとらせていただきましたが、一番参加者の中で多かった世代は50代が三割ぐらい。
高齢者の方も多くて、60代、70代、更に80代の方も参加いただいたというところで..非常にポジティブにこういうアプリを試してみようという方が多かったというのが我々にとってもサプライズだと思っています。

りす)
そうなんですね、高齢者もポジティブでいいですね。
森木さん)
ありがとうございます。

アプリ開発の背景

森木さん)
このアプリをそもそも開発した背景なんですけれども、私、日立製作所で研究員として研究を進めています。
元々デジタルのツールだとかこういうアプリだとか、そういうところの専門家としてやっていましたが、まぁ最近はいわゆるイノベーションをおこしていくというところで、市民の方々と一緒に、社会的なこういう災害の時ですとか、普段使いもできるようなそういうアプリですとか、というところを研究させていただいています。

今回国分寺市の皆さんと一緒に こういう活動をやらせていただいて、一番気づいた所は、やはり市民の方々が一番こういう防災ですとか、そういう危機に対する感度が高いという所を、ひしひしと感じさせていただきました。

更には、こういう在宅避難とか、分散避難とかいうのを、実際にどうやるのかというのを、こういう防災の避難訓練の時に実際に直接知って、試してみようというポジティブな方が多かったというところが非常に我々としても驚きでしたし、そういう所に我々の活動を使っていただけるというところに新たなチャンスを感じるというところです。

りす)
これ国分寺市の実験しているんですけどもその他の市町村で可能性っていうのはやりたいって思う市町村あると思うんですけどどうなんでしょうね。

森木さん)
いくつかの自治体さんとはお話をさせて頂いていて「こういうのいいね」という言葉をいただいています。

これを広げていきたいと思っておりますので、まあ私達のところでも使いたいという声が寄せられると、我々としても非常に励みになります。

りす)
そしたら、こちらの日立製作所の方にご連絡すれば大丈夫ですかね。
関心のある自治体の方は是非ご連絡いただければと思います。

日立製作所
https://www.hitachi.co.jp/

日立製作所研究開発
東京社会イノベーション協創センタ https://www.hitachi.co.jp/rd/about/location/crl/index.html

地域と繋がるアプリ

りす)
それから、普段から『国ベジ』っていうアプリを作っていて、地域通貨の代わりになるようなお野菜を運んで料理してくれる所、飲食店に持っていくとそれを料理してもらって、それを地域通貨国ベジで払えるシステムを作ってらっしゃるという事なんですが、

それも普段から日常から使える地域とのつながりづくりっていう活動もされているんですよね。

森木さん)
その通りです。もともと国ベジの方々が300年野菜と名打たれていて、国分寺市のブランド野菜として地場の野菜の生産と流通に関わってらっしゃる方々がいます。
そこに対して我々の研究開発グループでそれをデジタルでサポートすると、食べに来る人はだいたい、お店で食べて終わりだったんですけれど、
それの野菜を配達して一緒に食べるところまでを手伝うというのを一つのイベントでやってみるということを、やらせていただきました。
アプリで QR コードを読むと、誰が作ってどこで食べられるみたいな、そういう事をナビゲートするアプリを作らせて頂きました。

りす)
ありがとうございます。そのように地域と繋がるアプリ、災害時にも繋がるアプリでもあるっていう事が今後の希望になるかと思っています。

ということで日立製作所研究開発グループ東京社会イノベーション協創センター森木俊臣主任研究員今回はどうもありがとうございました 。

森木さん
ありがとうございました。

日立製作所
https://www.hitachi.co.jp/

日立製作所研究開発
東京社会イノベーション協創センタ
https://www.hitachi.co.jp/rd/about/location/crl/index.html

りす)


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