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「学びを止めない」という決断――コロナ禍で生まれた“チーム西東京”の挑戦と教育のかたち 「聞かせてくださいあなたのコロナ禍~私たちは何を学んだのか?」〔シリーズ31〕

突然の一斉休校、先の見えない日々。
子どもたちの日常が奪われた2020年。

教室に笑い声が消え、見通しも立たない中で、教育現場は大きな決断を迫られました。

その中で、西東京市は「子どもたちの学びを止めない」、「子どもたちの心のケアを第一に」を軸に、オンライン教育やハイブリッド登校など、数々の挑戦を重ねていきます。

学校と教育委員会、そして地域が一体となった“チーム西東京”の取り組みを、当時教育委員会教育指導課長として最前線に立っていた山縣弘典校長が振り返ります。

山縣さんのお話は↓ここからお聞きいただけます(約19分20秒)

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突然の一斉休校――戸惑いの中で考え続けた日々

2020年2月下旬、国からの要請によって全国一斉の臨時休業が始まりました。

「校長として非常に驚きとともに、教職員とともに子どもたちにどう対応していくか、今後どうなるのかを考え続けた毎日だった」と当時向台小学校校長だった山縣さんは振り返ります。

混乱の中でも大切にしていたのは、子どもたちの心のケアと保護者との連携。
見えない不安の中で、「何を守るべきか」を問い続ける日々が続きました。

現場と向き合う――教育委員会としての全校訪問
“一気に戻さない”という選択――子どもに寄り添う再開

2020年4月、山縣校長は西東京市教育委員会事務局へ。教育指導課長として、統括指導主事、指導主事とともに

全校を訪問し、学校現場の実態把握に努めました。

「校長先生方からお話を伺い、教職員の様子を把握するなど、様々な取り組みを行ってきました」

学校再開に向けては、“一気に戻さない”ことを重視。
西東京市独自の「スタートアップ期間」を設け、面談や分散登校を実施しながら、子どもたちのケアを最優先に進めていきました。

会えない中でも、つながり続ける――ラジオと動画の挑戦

対面で会えない状況の中でも、子どもたちとのつながりを絶やさないための取り組みが続きます。

FM西東京による特別番組「ラジオ小学校」では、校長や教員が在宅の子どもたちへのメッセージを発信。
さらに「西東京市子ども元気かいプロジェクト」では、教育長やスポーツ選手、指導主事、教員たちが動画で子どもたちに呼びかけました。

「私たちも何かしようよ、という思いで進めてきました」

教育は教室の中だけではない――その発想が広がっていきました。

「使わない選択肢はない」――試行錯誤の中で始まったオンライン

国が提唱したGIGAスクール構想によりタブレット端末が配備される中、西東京市では一つの合言葉が掲げられました。

「使わない選択肢はない」

教員たちは試行錯誤を重ね、時には子どもたちから教わりながら授業を展開。
さらに、教育委員会と学校は毎日のようにオンライン会議を重ね、状況を共有し続けました。

「どうせやるなら毎日やろう」――現場が動かした前例のない挑戦

特に大きな転機となったのが、対面とオンラインを組み合わせた「ハイブリッド教育」です。

当初は週2〜3回を想定していた計画に対し、校長たちから出た言葉は――
「子どもたちのために、どうせやるなら毎日やろう」

「正直驚きました。同時に、その言葉に感動しました」

こうして、西東京市は全国でも先進的な“毎日ハイブリッド”へと踏み出します。
登校・オンライン・給食のみ参加など、多様な選択肢を用意した“超ハイブリッド”の形でした。

「大変だったのは子どもたち」――揺るがなかった軸

多くの調整や苦労があった中で、「一番大変だったのは子どもたちだったのではないか」と山縣校長は語ります。

「子どもたちの不安や困りごとにどう応えるか。それを第一優先にしてきました」

賛否が分かれる中でも、「子どもに軸足を置いたら、やるか!という感じだった」と振り返ります。

“チーム西東京”という力

この困難を支えたのは、学校、教育委員会、市、そして地域が一体となった力でした。

「すべてが一つになって、“チーム西東京”“オール西東京”になれた瞬間があった」

日々の対話と積み重ねが、迅速な意思決定と実行力を生み出しました。
その経験は、後の緊急対応にも活かされ、「切り替えの早さ」という“イズム”として根付いていきます。

子どもたちの姿が教えてくれたこと

コロナが落ち着き始めた頃に見た運動会。
日焼けした子どもたちが、生き生きと走る姿。

「胸がとても熱くなりました」

声を出すことすら制限されていた日々を経て、子どもたちが躍動する姿は、何よりの希望でした。

後世に伝えたいこと――挑戦し続けるということ

最後に、山縣校長はこう語ります。

「どんな状況であっても、子どもたちのために何ができるかを柱にして進むことが大切」

教育委員会と学校という立場を越え、現場が持つ力、そして人のつながりの大切さを実感した日々。

2020年の自分へ

もし当時の自分に声をかけるなら――

「よくやったな」

その一言に、すべてが凝縮されています。

ありがとうございます!

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