あんどうりすの防災四季だより 24年3月17日（再放送3/24）ゲスト：株式会社ボローニャFC本社専務取締役真栄城嘉也様

りす）
本日のゲストは株式会社ボローニャFC本社専務取締役
真栄城嘉也様です。
真栄城さん、よろしくお願いします。

真栄城さん）
あんどうさん、よろしくお願いします。

真栄城さん）
弊社はですね、デニッシュパンを専門にしておりまして。
生まれは京都の祇園で生まれたボローニャのパンっていうことで、舞妓さんも並んで買う人気のパンっていうことでですね。
祇園で遊んだお父さんが家族に買って帰る、別名「罪滅ぼしのパン」としても人気が出て行った、高級デニッシュパンの製造・販売をメインとしてやらせてもらっております。

株式会社ボローニャＦＣ本社
https://www.bologne-corp.com/index.html

りす）
そのパンが缶詰になって入っていて、災害時も大人気。
普段も美味しい。と言って人気だそうなんですけれども。
今回1月1日に起こった能登半島地震でも、注文が殺到したと聞きしてるんですがお話を伺えますか。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか？
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた！そんな時間になるはずです。

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災害時にも人気のパンの缶詰とは？

りす）
パンの缶詰の注文が殺到しているそうですね。
真栄城さん）
そうなんです。能登の地震が起きてからですね。
とんでもない注文が入ってました。
能登にお送りするっていう方が4割ぐらい。
それで後の6割は、やはり地震を体感した時に、ご自身の身内とかに対して非常食を用意しておこうという動きが働きいたようで、あっという間にうちの製造キャパをオーバーするような注文が入ってしまいまして…。
実は現在は 3ヶ月待ちの状態になっておりますね。

りす）
やっぱり災害時も美味しいもの食べると、心も体も満たされるっていう事があると思うのですが、普段から食べていただいて「美味しい」って声が多いんですよね。

真栄城さん）
そうですね、 非常食っていう固定概念ではなくて、缶入りパンという風に認識をしてもらってるお客様が多くて。
常備品として開けて食べたりとか、非常食とは言いながらも夜食で食べてみたりとか、結構定期的に食べて美味しいっていう方が、定期的な購入をされてるかなという風に思います。

缶詰のラベルにオリジナル写真を使えるメリット

りす）
そんな方が被災地にも送りたいとか、それからやっぱりご自身用に持っておきたいっていうことで、改めて購入を希望される人がとても増えたという現象があったんですね。
それで、防災イベントなどでもよく缶詰のラベルのところですね、自分の好きな写真とか入れられるって言うことで、
この前私が、兵庫県で講演した時には兵庫県のマークの「はばタン」っていうのと、リスのイラストを一緒に入れていただいて、イベント用に作ってくださったので。
後に兵庫県の方が「能登の地震の被災地に持ってきます」みたいにおっしゃっていました。
イベントなんかでもラベルとか作るのを大人気だったりするんですけれども、今、「3ヶ月待ち」でも、ラベルに写真入れることも受けていただけるんでしょうか？

真栄城さん）
はい、もちろんですね、注文書優先にしてますので、ラベルを変更する注文も順番通り受付しております。

りす）
ありがとうございます。
ラベルが作れるって言うことで、いろんな災害が起こると、ペットのワンちゃんや猫ちゃんがいなくなる。
特に猫ちゃんが行方不明になるというような声を各地でお聞きしてるんですけれども…。
愛猫の写真なんかをラベルに貼っておくと、「こんな特徴の猫です」と言うようなラベルになって、「この猫探してください」って、パンと一緒に渡せると思いますし。
パンを食べた後にそのラベルをね、皆さんに見ていただくということができるんじゃないかなと思ってるんですけれども、どうですか？

真栄城さん）
このアイディアは素晴らしいと思いますね。
実際に東北の地震の時もワンちゃんとか猫ちゃんも、家族という部分がありながら、なかなか施設に入れないとか
やはり逃げちゃっていなくなるという事例は、結構多くあったっていう話を聞く中でです。
ラベルに巻いて何かあった時に探してもらうというよりは、どちらかというとファミリーとしてワンちゃんの誕生日の時に作ってあげるとかですね

コミュニティで送りあうっていうような、お土産として使われるのもすごく素敵だなと思って。結果それが「Wanted」じゃないですけど、探すような写真としても使えるという用途としてはすごい素晴らしい案だと思います。

りす）
ラベルにできるっていうのはすごく大きくて、美味しいものとして備蓄しておきたいと思うんですけれども。
何か他にこういう時におすすめみたいなありますか？

真栄城さん）
そうですね、非常時っていう重たい言葉でなく、ラベルを変えたりするような贈り物として使うとかっていうのもすごく素敵な案で、結果それが非常食としてこう世に広がっていったらいいなという風に思います。

弊社が最近オリジナル缶を作ってるのは、大手を対象というよりは、中小企業さんに向けた取り組みとしてオリジナル缶を作っております。
その意図というのは、実はあの、敢えて 1缶からオリジナル缶が作れるという風にしております。
これが何故かと言うと、中小企業さんって世の中にいっぱいありますので、その方々がリスク無く、小ロットから5缶でも10缶でも作って、これを販促とかノベルティで誰かに送るということが、結果、日本国民の非常食を持つ人がたくさん増えて…。
じゃあいざ地震が起きた時に皆さんで助け合いの文化として、非常食をみんなで送りあうと言ったような、文化を築きたいと思って、あえて小ロットから作らせてもらってます。