りす)
本日もマンション地震対応支援協会特別技術顧問 古賀一八先生にお越しいただいています。
古賀先生 今回もよろしくお願いします。
古賀先生)
よろしくお願いいたします。
りす)
前回、地震が起こった後の対応っていうことをお話しいただいたんですけれども、地震以外で 、また地震に合わせて気をつけなければいけないことを教えていただけますでしょうか。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
放送音源
文字情報
地震が起こった際、気を付けること
古賀先生)
一つ上げるとすると、市街地火災なんですね。
東京都はですね、総合危険度ということを発表してます。
東京都 総合危険度って検索して頂きますと出てきますが…
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/home.htm
例えば 西東京市ですと
「中町5丁目」
「泉町1丁目」が総合危険度ランク4と、最高ランクなんです。
※西東京市 総合危険度↓
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/229nishitokyo.htm
例えば、中町5丁目はですね、東京都で全部の5192の町を調査した結果、345番目なんですね。上位6.6%にいます。
それから、泉町1丁目が313番目。
これ何が一番ランクを上げてるかと言うと市街地火災なんです。
一軒燃えると、そこら中燃えてしまう。それでそこにマンションが建っていると、マンションも燃えてしまいます。
マッチ一本に火をつけても大したことないんですが、マッチに10本とか100本とか火つけてみてください。
めちゃくちゃ火力が強いですよ。
そういう風に、建物が数十軒一度に燃えると、火力が強くてマンションさえ燃えてしまいます。
りす)
マンションって大丈夫そうなイメージあるんですけど、火災でもやっぱり心配になるって事なんですね。
古賀先生)
隣の家が一軒燃えたくらいではマンションはほとんど影響ないんですが、数十軒燃えると、その火力はかなりなものになり、マンション全体が燃えてしまいます。
それは、阪神淡路大震災の時も長田とかですね、ああいったところがかなり燃えたんですね。
その中に立っているマンションも全焼しました。
りす)
マンションも全焼ですか。
古賀先生)
対策はどうするかというと、みんなで消しに行くしかないんです。
消防自動車は来ませんので、住民の人たちがみんなで消すしかないんです。
それは関東大震災のときもそうですし、阪神淡路大震災の時もそうですけど、みんなで消したところは、大ごとにならずに済んだんですよ。
そのために道路に消火器が置いてあるはずなんです。
ですからみなさんどこに消火器があるのかっていうことを頭に入れてもらって、いざというときにそこに消火器を取りに行って、それを使うということを日頃の防災訓練も含めて意識をしておいていただくと 自分のマンションも大事にならずに済むと思います。
りす)
じゃあ マンションの人はマンションの中のことだけじゃなくて、その地域の火災が起きにくいようにって言うようなことも意識して!と言うことも大切になってくるってことですかね。
古賀先生)
それとあと、幸運なことにマンションの中にたくさん消火器があるんですね。
ですからそれをもって地域の家を消しに行くと皆さん助かるし、マンションも助かる。
りす)
なかなか火災の事っていうのは、イメージできてなかったりしましたし、「逃げればいいか」という風に思いがちですけれども、積極的に消しに行かないと大変なことになる場合もあるということなんですね。
その判断が難しそうですけど、どう思われますか。
古賀先生)
判断も何も消すしかないんですね。
危ないと思ったら逃げるしかないんですね。
それと最近電気火災が火災原因の第1位に躍り出ていますので、ガスとか石油ストーブがなくても、電気でかなり火災が発生しますので、どの家でも火災が起こると思ってください。
りす)
じゃあ、通電火災起きないように、それから古いおうちが倒壊すると火事が起きやすい っていう風にも言われていたりするので、そういった家も耐震化進めていくということも同時に重要ってことですね。
古賀先生)
それからモバイルバッテリーも家具が倒れて衝撃を受けたら発火しますので。
りす)
あ~、それありますね、怖いですよね。
何かぶち当たると本当に発火しちゃうってことがありますので、家具の固定も火事を起こさないために大事っていう発想なかったかもしれないですね。
古賀先生)
災害で一番大事なことは「死なないこと」なんですね。
死ぬ一番の原因は家具の倒壊 なんですね。
だから、いろんなもの準備されていると思うんですけど、死んでしまったら、何も役に立ちませんので、まずは家具とかテレビ、冷蔵庫全部飛んできますので、全部固定をして死なないってことを、まず第一においてください。
りす)
そういったことが基本的なことっていうの。
火事対策もそうだし、家具の固定ということもしっかりやってく。
いつも言われていることをやっていくことが、防災につながるということですね。
皆さんモバイルバッテリーで火災起こさないためにもぜひ家具の固定などもよろしくお願いします。
本日は古賀先生どうもありがとうございました
古賀先生)
いえ、こちらこそありがとうございました。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
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