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あんどうりすの防災四季だより 21年10月3日(再放送10/10)「対談:須賀英雄さん(常総市防災連絡協議会理事/根新田自主防災組織 事務局長)」

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

りす)本日は常総市防災連絡協議会理事、そして常総市内の地区、根新田自主防災組織の事務局長である、須賀英雄さんにお越しいただいております。
よろしくお願いいたします。

須賀さん)どうもこんにちは。
よろしくお願いいたします。

須賀英雄さん

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

 

放送音源

   

文字情報

須賀さんのこれまでの防災活動について

りす)
常総市の2015年の水害の際に被災したご経験や、それ以前から、地域をITで取りまとめていたということから…
その時の活動の模様とか状況を聞かせいただけますでしょうか?

須賀さん)
そうですね、関東東北豪雨災害は常総水害とも呼ばれていますけどね、当時は鬼怒川の堤防が決壊しまして、私の住んでいる根新田地区は95%ぐらいが床上浸水しました。
私の自宅は70cmもですね、床上上がっちゃったんですよね。
その時は町内会長と私は事務局長をしていましたので(今は自主防災の事務局長も兼任にしていますが)、当時家にいまして…
その地区の浸水の状況だとかですね、そんなものをショートメールで、各家々に垂直避難した人、そして避難所にいる人、親戚に避難した人たちに、地区の状況を連絡しておりました。

りす)
なるほど、須賀さんのお宅も浸水されたのですね。

須賀さん)
そうですね。70cmの浸水をしてしまいました。床上ですね。
私は2階にいてずっとショートメールをショートメッセージサービスで全町民に送っていたということですね。

りす)
その時はお外は晴れてたけど、浸水してきた地域が多かったって聞いて…。

須賀さん)
そうなんですよね。
普通は雨が降った状態で起きるんでしょうけれども、鬼怒川の上流、栃木県の日光市周辺で500 mmの24時間雨量が降りましたんで、それが影響して鬼怒川の水位がだいぶ上がってきましたね。
まあ常総市も含めた近隣の市町村流域ですね、本当に洪水の氾濫の注意報が出て、決壊してしまったという状況で、決壊した当時は晴れていましたのでみんなそんな危機感もなかったような状況でした。

長期停電用充電スポット開設について

りす)
なるほど。そしてその後、2019年に長期停電用充電スポットを開設して
それは2019年に関東中を襲った台風15号で、そのようなものを設置しようという風にされたそうなんですけれど、それについて教えていただけますか?

須賀さん)
そうですね。私は電気の技術屋だったもんですから、そういったことはずっと前から考えていましてね。
なんとか停電の時に使えないかという風なことはたまにありました。
決定的に私の心を動かしたのは、後の千葉県を襲った台風19号ですね。
ご存じのように 完全に復旧するのは、千葉県の各所で1か月くらいかかったのかしら。

りす)
そうですね。
99%復旧したのが12日ですが、最後の最後までかかった方は1か月近くかと思います。

須賀さん)
そうですよね、山の奥なんかは決定的にダメでしたからね。
それで決定的に私が決意してね、じゃあそれを作ろうということで、太陽光の発電を私の自宅の二階に設置しまして。
長期停電の時には町民の人達に、スマホの充電スポットとして活用していただくというようなことを行なっています。

りす)
すごいですよね、これコンセントが何個あるんですかね?
須賀さん)
40個ですね。

りす)
40個も!住民の方が取れるようにされて、蓄電池とかもご自身でいろいろ工夫されてるそうですね。

須賀さん)
そうですね。
110Aは12Vの蓄電池を直列で繋ぎまして24Vですね。
ですから2600 W位の電力があるんで、それを太陽光と並行して使うんで、太陽光の発電が落ちてくるとバッテリーが自動的に放電してね、インバーターに送るということなので、40台でも十分に使えるという風なことですね。

りす)
すごいですよね。技術を活かされて。
地域の方々の反応とかはどうなんでしょう?

須賀さん)
そうですね。まだそういったものを使うような機会がないのでですね…。
ただそういった時には使えるよということで、非常に安心していただいています。
モバイルバッテリーを持ってたり、あとポータブルの電源ですよね…
そういったものを持ってるお宅って非常に少ないんですよね。
実際にインタビューして町内を回ってみてもね。

ですからそういうの時のバックアップとしては本当にありがたいねと、お話をしてますが…。
あくまでも自助の部分で、それはモバイルバッテリーも用意してくださいということを啓発していますね。

りす)
なるほど。実際千葉県の台風15号の後でも、スマホが充電できないばかりに地域の支援の情報も全く得られなくって大変だったって声聞いてますので、身近にそんなところがあったりするのはとても頼りになりますけど…。
やっぱりそれをきっかけに、自助も増えていくかもしれないですね。
スマホは今欠かせないじゃないですか、いろんな情報もとれるしね。

須賀さん)
そうそうそう安否確認もできますよね。

新田町内会もショートメールの伝達サービスという情報共有のための手段がありますから、それと並行してやっているわけですけど、やっぱりスマホ使えないとね何もならないってことありますよね。

りす)
なるほど。
最後に、今後に向けてこのようなことやっていきたいとか…。
まだ被災してない方に向けておっしゃっておきたいメッセージありますでしょうか?

須賀さん)
そうですね、やはり自助の部分って大切だと私は思っているんですよ。
自分のところでやれる、備蓄だとかですね。
あんどう先生もたくさん情報を出しておられますけど
そういった部分は自分のところで、きちっとやっぱりやっていくという風なことが必要じゃないかなと思っています。

りす)
ありがとうございました。

根新田町内会 地域コミュニティサイト
わがまちねしんでん
http://neshinden.com/

地域コミュニティサイト 
わがまち ねしんでん より
30分毎に更新されるライブカメラ



あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/


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