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あんどうりすの防災四季だより 20年10月4日「水害時の河川情報」

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

 

 

第79回となった今回のテーマは

水害時の河川情報


10月に入り、穏やかな気候が続いています。
ですがまだまだ台風シーズンは続いています。
昨年日本に上陸し大きな被害を出した台風19号も10月のことでした。まだまだ油断はできません。

今回の放送、前半では「水害時の河川情報」について。
実は河川の大きさにより情報を発信する場所が違います。

後半では、ある自治体が作成した「ベビーバスに乗せて赤ちゃんを避難させるススメ」ついて。実はこれ、危ないんです。水の中、赤ちゃんをベビーバスに乗せて避難することがどう危険なのか?

詳しくはラジオライブラリーをお聞きください。


 

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

   

 

放送音源

   

 

 

文字情報

 

 

Yahoo!河川水位情報

お彼岸が過ぎてから、寒い日が増えたり、長雨になったり…
それからまだまだ台風が心配な季節でもありますよね。

番組では何度か紹介していますが、豪雨の際の川の水位情報や氾濫が起こらないかどうかという危険情報の取り方をこの時期に改めて思い出しておいていただけたらと思います。

私がよく使っているのは、Yahoo の河川水位情報、こちらが見やすいのでおすすめしています。
Yahoo 河川水位情報」とインターネットで検索していただいてもいいですし、Yahoo!の無料のお天気アプリのメニューにも河川水位というものが出てきます。


こちらを見ると、お近くを流れる川の上流が「氾濫危険水域」になっていたら、下流にある皆さんのお住まいもだんだん洪水の危険が広がってくる…
こんな情報をとることができます。
豪雨の際はこのようなアプリなどを利用し、まずは上流の様子を心配して見てください。
Yahoo! で出される情報の元データになっているのが、国土交通省の「川の防災情報」というものです。

そちらはもっとデータはが細かく出ていますので、情報を読み込める方は、ぜひ元データも見ていただけたらと思います。

 

河川の規模によって情報発信元が違う?

これらの情報は、国土交通省が川の水位を測って、実際に氾濫の危険があるかどうかチェックしています。ただ国土交通省は、大きな河川や一級河川についてはその水位を図っていますが、中小河川の水位は測っていないんです。

だから洪水の危険性が高まっていてもこちらの情報には出てきません。

では中小河川についてどこを調べればいいかというと、唯一分かるものというのが、気象庁の「洪水警報の危険度分布」というところなんです。
気象庁は川の水位ではなく、天気情報から AI 等を活用し情報分析・判断して、この辺りの川で洪水が起こりそう!というような情報を出しているんですね。


ですから、お住まいの近くにある川が中小河川の場合は、気象庁の洪水警報の危険度分布をぜひ見に行ってください。
こちらのサイトは気象庁のサイトからも見ることができますし、国土交通省の川の防災情報っていうところを調べていただくと気象庁の情報も調べられますし、大きな河川の水位情報も一緒に見ることができます。

最近では大河川が氾濫危険水域になったといった情報は、NHK などでも報道されますのでわかりやすいんですが、中小河川の情報についてはここでしか情報が見られないので、自らこまめに情報を見に行くようにしてくださいね。

 
 
 

▶Yahoo!天気・災害 河川水位情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/

▶気象庁 洪水警報の危険度分布
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html

▶国土交通省 川の防災情報
https://www.river.go.jp/portal/#80



こまめな情報確認と早めの判断

これから寒い時期になってきます。

豪雨などで川が氾濫し、家に浸水してきたり、道路が冠水してしまうという状態になったとしたら、履いている靴が運動靴であったとしても、どんな靴であっても、水の中に入ってしまうと体が冷えてしまい、低体温症の危険性を高めます。

これからの時期は、水の中に入って逃げるとかそもそも思わないでください。

気象情報や水位情報などをこまめに確認し、早めの判断をお願いします。
その上で、避難が必要であれば早めに避難していただけたらと思います。

 

 

 

避難にベビーバスは使わないで

最近その避難について様々な自治体のハザードマップを見ているんですが、ちょっと変なもの見つけてしまいました。
それは、洪水から避難する際、「赤ちゃんをベビーバスに入れて避難させましょう」というようなもの。
ハザードマップに掲載されていた図を見ると、ものによっては、水の中を腰まで浸かった大人が赤ちゃんを乗せたベビーバスを押しているようなものもありました。

 
浸水から避難をする際、階段から水が流れ込んでくることがあります。
そのような時は水が足首ぐらいの深さであったとしても身体が流されることがあります。ですので腰まで浸かるような水の中を歩くなんて、そもありえないです。
では水位が低かったらいいのかっていうことですが、水位が低かったら、そのベビーバスを上から引っ張るんでしょうかね??
ちょっと意味がわからないなと思いました。

 

  

災害時は、普段からやっていることしかできない

さらに、「これは当事者の意見を聞いてなかったのかな」と思ったりするんですが、昔のベビーバスって桶みたいな形で水の上でも浮かんだかもしれないのですが、今時のベビーバスはキッチンのシンクで使えるような形状になっているものもあるんです。
例えば折りたたみタイプのもの。
これだと折りたたむ部分弱くなって水漏れする可能性もあります。


あとは空気を入れて膨らますエアータイプのものや V 字型になっているものもあります。そうすると、水に浮かばないですし、もし破れたりしていると沈みやすかったり…
このように水に浮かべるには適さない形状のものが増えてきているんです。

それなのに行政が出すハザードマップで「赤ちゃんはベビーバスに入れて避難しましょう」と書いているんですよね。
日頃やったことがないことを災害時にやろうとしても危険なだけです。
ぜひ、普段からやっていることで避難していただければという風に思います。


日頃からしている抱っこやおんぶで素早く避難する。
そして浸水、冠水する前に避難するっていうことですね。

行政からの情報は大抵はちゃんとしているんですが、ちょっと情報が古かったり、当事者に意見を聞いてなかったりして、このような、今ではありえないようなことも書いている場合があります。
皆さんとしては、「災害時は、普段からやっていることしかできない
この原則を忘れないで、早めに決断して行動するということを心がけてください。
 
そして番組前半でお話しました、大きな河川一級河川については国土交通省の「川の防災情報」、中小河川については気象庁の「洪水警報危険度分布」これを見るようにしていただければと思います 。(このラジオライブラリーの記事内にも各サイトのリンクを貼っています)

 

 

 

あなたからのメッセージをお待ちしています!

今回は、「 水害時の河川情報」についてお伝えいたしました。

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今月の防災ワンポイント   

FM西東京では、毎月この番組のCMを放送しています。
その中で月替りで「防災ワンポイントアドバイス」をご紹介しているのはご存知でしょうか?
10月のワンポイントは…

 

今月のワンポイントは
車中泊は「ばすだしで」

」は安全な場所。
」は寝る場所を水平にしてエコノミークラス症候群を避ける。
」は断熱で寒さ対策。
」は収納場所を作り
」は車から電気をとる方法を知っておく。

車中泊は「ばすだしで」。寒くなる前に一度試してみてください。

 

このようにご紹介しています。
実はこのキャッチーな標語は、香川大 准教授 磯打千雅子さんと磯打先生のお嬢さんが考えた標語なんです。

詳しい内容についての記事があります。
こちらもお読みください✧

避難にも使える車中泊のコツは「ばすだしで」~マイ避難先のひとつとして車中泊を快適に

     

  

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