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あんどうりすの防災四季だより 20年7月5日「水辺のレジャーを楽しむために」

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

 

 

第66回となった今回のテーマは

「水辺のレジャーを楽しむために」

公益財団法人 河川財団による最新の調査をもとに、水難事故がどのような状況下で発生しているのかを詳しくご紹介します。
データから見えてきたのは、意外な調査結果…!
詳しくはラジオライブラリーの音源をお聞きください。

これからのシーズン、安全に水辺のレジャーを楽しみましょう♪

今月より、放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

   

 

放送音源

 

 

文字情報

コロコロを片手に蚊に立ち向かう?!

今年の夏は9月位まで暑い日が続くんだそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

暑い日が続くと、洪水や豪雨も心配ですよね。

そして今年は、なんだか曇っているのに32度位まで気温が上がる日もありますよね。

ジメっとしているのに気温が高い…

この季節の困りごとといえば、
とうとう先日私の家にもが出てきました。
蚊が出ると、もちろん刺されてかゆいというのがあるんですが、夜間になかなか退治できなかったりしますよねぇ…。


インターネットでこんな情報を見つけました!
お掃除に使う粘着クリーナーの「コロコロ」を使うといいらしいんです!

こ、これ??

これを使えば、蚊が人間の体温や風圧を感じにくい他
人間の呼吸に含まれる二酸化炭素を感じないから
存在に気づかれない。
だから退治しやすい!という話がありました。

早速、「コロコロ」を使ってみました♪
そうしたら、無事に蚊を退治することができたんです~!

皆さんも機会があれば試してみて、ぜひご感想をお聞かせくださいね。

番組への感想・おたよりはこちらから 

 

 

水難事故の意外な調査結果

そして、暑い時期になると必ず増えてくるのが、川とか海とか水辺の事故。

何度かこの番組ではお話ししていますが
「水辺に行くときは必ずライフジャケットをつけてね!」という話を今回もしていきます。

「川などの水辺に行く時は、子どもだけで行っちゃダメだよ」

って話をよく聞きます。

公益財団法人 河川財団 ( https://www.kasen.or.jp/ )によると、2003年から2018年までの調査で、水難事故被災者の構成別で一番件数が多かったのは「大人だけのグループ」でした。

公益財団法人 河川財団「NO MORE 水難事故2020」 より

「中学生以下の子供のグループ」の事故件数の2倍もありました。
「子どもだけのグループ」と「家族連れ」というのは、同じ数だけあったんです。
ということは、大人も自分の身の守り方をわかっていないので、「大人と一緒に行っても必ずしも安全ではない」というように結論付けられます。

子どもにはライフジャケットを着けているのに、大人は着けていないということもありますよね。

  

溺れた人よりも助けようとした人の方が…

河川財団の調査では、最初に溺れた人が死亡してしまう率、というのは38.6%なんですが、助けようとした人の死亡率というのは71.7%という数字が出ています。

公益財団法人 河川財団「NO MORE 水難事故2020」 より

 

よく、溺れた方を救助して、警察から感謝状もらうなんて話がありますよね。

溺れている高齢者を、高校生が川に飛び込んで助けました!なんてことが美談になったりします。

けれども、実はこれはとても危ないことなんです。

先ほどお話した調査の通り、71.7%が死亡してしまう可能性があることなのです。
海外では「助けられる装備で、助ける技術を持って、助けに行く…というように教育する方がいい」このように言われています。

  

 

救助する時の必須アイテム

救助する装備で必須なのは、ライフジャケットです。

スクリーンショットの画面

自動的に生成された説明

川では、空気の泡がいっぱいあることによって水が軽くなってしまいます。
浮力が足りなくなるところや流れの速いところ、流れの特殊なところ、水圧が強くなるところ…

川には危険な場所がたくさんあるので、ライフジャケットはもう、車に乗る時のシートベルトと同じだ!と思ってください。

ライフジャケットはシートベルトと同じ!

 
 
それから装備で必ず必要なのは、「流されにくい靴を履く」ということです。

同じく河川財団の調査では、水辺のひやりはっと事例の最上位は、「滑る」ということです。

公益財団法人 河川財団「NO MORE 水難事故2020」 より


他にも、「流される・足をすくわれる」というようなことが、項目にあったりするんですが
「滑る」という事例は、もう圧倒的に多い!

「流される・足をすくわれる」の事例数の2倍近くあるのが「滑る」ということなんですね。

 

 

ウォーターシューズにひと工夫

まずサンダルは、そもそも滑りやすいって以前に、
サンダル自体が流されていって、それを取りに行ってしまい深みにはまる、そこで水の流れに流されるということがあるので、川遊びの際はサンダルのような脱げやすいものはやめてください。

マジックテープなど足にぴったりフィットできるような、そして水抜けの穴がしっかり開いているようなウォーターシューズがおススメです。
できればウエットスーツ素材だといいですね。この素材は身体を冷やしません。

値段も1,000円くらいのものから販売されています。
ウエットスーツ素材のウォーターシューズ
これは覚えていてくださいね。

さらにおススメ!
フエルトのインソール、防寒のものがありますよね。
これを靴の形に切って、ウォーターシューズの靴底に貼っていただくと沢登り用とか渓流釣り用の滑らない靴と同じ構造になるんです。

大人向けでは専用のものが売られているんですが、子ども用はないこともあるので、我が家では、手作りをしています。

 

全国水難事故マップ

そして川とかに遊びに行く時にご覧いただきたいのが、河川財団から出されている全国水難事故マップというものです。

これには全国の水難事故発生地点が記されているんです。

過去に水難事故が起こっているところというのは、大体重なっているので、水辺のレジャーに出かける際は、必ず確認してみてください。

また統計上、堰堤であるとか、人工物が多いところ、橋梁、飛び石等があるところは事故が多く発生しています。

人工物があると安心してしまうのですが、そういったところは、水の流れが変わってきてしまうので、事故が多く発生しています。

お子さんと一緒に川に行ったら
親御さんは必ず子どもよりも下流にいて、
水の流れが緩くなる場所にいてください。
万が一子どもたちが流されても、そこで止まります。

  

子どもから目を離さないで

また、大人はバーベキューや食事を作ってる時、後片付けをしている時に、子どもから目を離しやすくなります。

必ず大人の中で
「子どもだけを見ている担当」という役割を決めてください。

水辺だけでなく、トイレに行く時も、子どもとずっと一緒にいるということを決して忘れないようにしたうえで、楽しく遊んでいただければと思います。

  • ライフジャケットの着用
  • 流されない靴を履く
  • 安全な場所を選んで遊ぶ

 

これらに気をつけて水辺のレジャーを楽しんでくださいね♪

 

 

参考文献
公益財団法人 河川財団「NO MORE 水難事故2020」
https://www.kasen.or.jp/Portals/0/pdf_mizube/suinan_2020.pdf

 

 

 

提供:
有限会社シムラ https://sumitai-ie.jp/
株式会社デコス https://www.decos.co.jp/
日本ボレイト株式会社 https://borate.jp/
さかもと助産所  http://www.cam.hi-ho.ne