結婚式の定番曲、実はドタバタ喜劇の音楽だった!? メンデルスゾーンの意外な素顔
FM西東京「クラシック中毒 レベル1」。今回ご紹介するのは、結婚式でおなじみ、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」です。
「パパパパーン!」でおなじみのこの曲。実はシェイクスピアの喜劇『真夏の夜の夢』のために作られた音楽なんです。若い恋人たちの駆け落ちに、妖精の夫婦喧嘩、恋の魔法の大失敗、さらにはロバの頭に変えられた男性に恋する妖精の女王まで登場! まるでドタバタコメディです(笑)。
この曲が結婚式の定番になったきっかけは、1858年、イギリスのヴィクトリア女王の長女の結婚式で演奏されたこと。王室で使われたことで、世界中に広まっていきました。
さらにメンデルスゾーンは、わずか17歳で『真夏の夜の夢』の音楽を作曲した天才! 20歳のときには、長く演奏されていなかったバッハの大作『マタイ受難曲』を復活上演させた功績でも知られています。しかも水彩画までプロ級だったというから、才能が渋滞しています!
誰もが知る「結婚行進曲」の華やかな響きの裏には、喜劇の世界と作曲家の驚くべき才能が隠れていました。次に結婚式でこの曲を聴いたら、ロバの頭や妖精たちの大騒動まで思い出してしまうかも!?
第8回放送
紹介楽曲:フェリックス・メンデルスゾーン 『真夏の夜の夢より 作品61 結婚行進曲』
誰もが知っている「結婚行進曲」も、背景を知ると聴こえ方が変わってきますね!
華やかな結婚式の音楽の裏側で、妖精が大ゲンカし、恋の魔法が大失敗し、ロバの頭まで登場する大騒動が繰り広げられていたとは……。新郎新婦も、まさかそんなドタバタ劇の音楽で入場しているとは思わないでしょう(笑)。
そして、17歳で名曲を生み出し、20歳でバッハの音楽を復活させ、絵までプロ級だったメンデルスゾーン。神様、才能を一人に集中させすぎです!
知れば知るほど、クラシックは面白い! 皆さんもぜひ、いつも聴いている名曲の裏側をのぞいてみてください。

