放送では先週のJ1リーグセレッソ大阪戦と天皇杯2回戦ツエーゲン金沢戦をプレイバックしました。
インタビュー音源は、復帰加入となった室屋成選手のセレッソ戦後、ツエーゲン戦後からは新加入の長倉幹樹選手と、怪我から復帰のバングーナガンデ佳史扶選手でした。
このフォトブログは天皇杯金沢戦を取り上げます。
アイキャッチは2得点をあげ、ライティングとエンブレムが映えて神々しい佐藤恵允選手。

こちらは先制点のシーン。偶然でしょうがゴールする事が予測され喜んでいるような表情。結構わかりやすいステップとコースのシュートでしたが決めきりました。高い位置で奪ってから電光石火のコンビネーションでした。
その起点となるカットと丁寧なパスを見せた仲川輝人選手。

このカテゴリーにはやれて当たり前のプレイヤーではありますが、前半引いてきた金沢に対しさらなる追跡をかけて前進させず、主導権を握れたのは佐藤・仲川による前線からの守備が効果的でした。
実際、後半からは退いてしまったのと、金沢が前からプレスしてきたのもあってチームは後半あまり良い出来とは言えませんでした。
前半の追加点はまたも佐藤選手。写真ではわちゃっとしているようで、前で26番長倉選手がつぶれて、その後ろにいる佐藤選手が頭で決めているシーンなので、決定的瞬間。

ちなみにコロナ禍以降、未だにカメラマンは試合中の移動が許されていないようなので、もうさすがに許可をだしてカメラマン毎に特色ある仕事ができるようになってもいいかと思います。
背中のカットになっていますが、鋭いドリブル&クロスを見せて2点目をアシストした28番野澤零温選手。

セレッソ戦でも1アシストと数字での結果を出し始め、このまま軌道に乗れるでしょうか?
個人のドライブ力はあるので、この試合も少し課題となったコンビネーションでの崩し、連携の向上で俵積田選手との差別化を期待。
久々の出場となった高校生プレイヤー北原槙選手。

試合後監督コメントではプレーが安パイを選んでいたとの事ですが、先輩プレイヤー含めてこの数試合で中盤からFWへの鋭い楔のパスはあまり記憶にないので、それを成功ないしチャレンジしているこの選手、やはり違いを持っている。

ニア角ポスト直撃のフリーキックも惜しかった。
新加入、FC東京初出場の長倉幹樹選手。積極的に絡もうとし、ゴールという明確な結果をだそうという気持ちが見えたプレーでした。

ややまだ、周囲に溶け込めてない印象だったでしょうか。でも、今は上手くいって無いチームに溶け込んでしまうより、ヒリついた存在で周囲に緊張と危機感を与えて欲しいと思います。終盤1点返されただけに、3点目は重要なゴールとなりました。
そして待ちわびた存在、バングーナガンデ佳史扶選手。チームから詳細は明かされず、ひょっとしたら帰ってこないのではとも考えてしまう長期離脱から復帰。

45分間のみでしたが、ブランクを感じないほどのプレーチョイスと体つき。今後に期待してしまいます。
怪我の質問について応対するシーンもありましたが、明確な負傷・回復の要因を感じ取ることはできなかったので相当苦労したのだろうし、これから全試合フルでというのは今は難しいのかもしれませんが、今のチーム状況ならカシーフのアーリークロスが活きるはず。
明日の試合は中3日、中2日、中2日と3連戦のリーグ。ここで2勝以上なければかなり苦しくなってくる。
逆に2勝以上できれば、こんなにも望むことになるとはの中位が見えてくる。
同じ方向を見て、熱量を持って、そしてポカを無くす。勝てるチームのはずだ。

著:酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)