「災害時に小銭を持たなくて済む仕組み」についてのリスナーの皆様からいただいたアイディア　あんどうりすの防災四季だより 25年3月2日（再放送3/9)

『災害時に小銭を持っていなくてお釣りが出ない時にどうするか？』というアイデアを先月皆さんに募集しました。
皆さんから素敵なメッセージをいただきましたので、ご報告したいと思います。
でも、私、失敗してしまいまして、皆さんのペンネームやお住まいの場所を聞きそびれているので、次回からはよろしくお願いします。
では、いってみたいと思います。

2月2日放送も併せてお聴きください。
「災害時に小銭を持たなくて済む仕組み」を一緒に考えましょう　あんどうりすの防災四季だより 25年2月2日（再放送2/9)

「災害時に小銭を持たなくて済む仕組み」を一緒に考えましょう　あんどうりすの防災四季だより 25年2月2日（再放送2/9)

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか？
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた！そんな時間になるはずです。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送音源

文字情報

アイディア①おつりが出ないようにしてもらう

まず、お店の人と価格交渉して、お釣りが出ないようにぴったりにしてもらうというアイデアです。
いいですね。
あの、価格ちょっと負けてとか、これは高くても大目に払うよとか、そんな感じで、概算でぴったりにしてもらったりとか。
あと、お店の人も小さなお店だと、全部の値段を把握しているとか、暗算でできちゃう店員さんとかもいるかもしれないですよね。
その場合は、ぴったりになりやすい。
あと、そこの棚のものを取れば、大体ぴったりになりますよとかね。
そういうやり取り、災害中にできればいいですよね。
ありがとうございます。
お店の人と交渉してお釣りが出ないようにぴったりにしてもらうアイデアでした。

アイディア②お釣りが出ないように買い物をする

次に、周りのお友達と上手く工夫してお店にお釣りがないように買い物をするというアイデアをいただきました。
お友達いればいいですけどね、いない場合もお店にいる人同士でグループになって、うまくやりくりできればいいですよね。
この分、私が払いますとか、あの人知ってるから後で私たち精算できますよ、っていうようなことができればいいですし。
災害時って臨機応変に対応しなければいけないことが多いですよね。
その時にはマニュアルに沿ったやり方だけじゃなくて、チームを作って、それでチームビルディングの対応なんですけれども、そこで何か新しいものを作り出して対応していく。
そういうワークショップなんかも実際にあるんですよ。
例えば、グループにA4の紙、コピー用紙ですね、5枚くらい渡して、「この紙5枚を使ってグループで一番高い建物を作ってください」
というような競争をしてもらって、みんなでわいわい話しながらこうすれば高くなるというアイデアを出し合うグループワークですね。
それと似ているなと思いました。
これ、防災でもやることがあるゲームなので、同じようなことを考えていらっしゃるなと思いました。

アイディア③チャック式収納パックでお預け

さて、次のアイデアです。
チャック付き収納パックでお預けします方式ですね。
これ、小銭がないならお札で払って釣りはいらないですかね。
お店もお釣りを渡さないのも恐縮するとなると、次の方法はどうでしょう。
持っておくもの、1チャック付き収納パック。これはがきサイズですね。
それに2番目記入済みメモ、使途、連絡先、そして購入額と封入額、購入したのはいくら。このパックに入ってるのはいくらって書けるようにするんですね。
そして、事例まで書いてくださってます。
315円の購入に1000円札を持っていた場合、使い方、連絡先と支払い1000円＋購入315円と書いたメモと1000円を収納パックに入れて手に渡します。
差額のお釣りは戻るかもしれません。

国内だと何らかの形で戻ると思います、というアイデアいただきました。

細かくご指定くださってありがとうございます。
チェック付き収納パック、これすぐ実行できそうですよね。
小銭ももちろんお釣り用にたくさん準備してもいいんですけど、ちょっと毎日個人的にジャラジャラ大変だなっていう場合には、このチャック付きの収納パック、ジップロックとか、そんなものにがきサイズですね。
それに千円札とか入れておいて、メモとペンを入れておいて、パッと書き込んでそれを渡して、後で帰ってくるかも、というアイデア。
これ、使えるような気がしますね。皆さんいかがでしょう。

アイディア④　大福帳

もう一つアイデアいただきました。
もうお店の側にレトロな大福帳が良いかも、というアイデアです。
これは実際にやっていらっしゃるコンビニさんとかもあるじゃないですかね。
大福帳という素敵な名前かどうかはわかりませんけれども、いざっていう時の記録にするっていう形でされる場合もありますね。

でもその表紙に大福帳とか書いてくれてたら、ちょっとクスッと笑っちゃいますけど、大福帳って名前になんかこう、うるっとする感じがするので素敵なアイデアだなと思いました。
ありがとうございます。大福帳アイデア。

お釣りが出ないように工夫していた！

次に回答にはなりませんが…
東日本大震災の時に近所のスーパーでカップラーメンを1個100円で店の外で売ってました。
現金限定です。停電エリア外でしたが、店内レジが使えない状態だったのかな。
今度の災害でも店舗のレジが使えない状況は想定されますね。
その時、店側がどう対応してくれるんでしょうか、というご意見アイデアいただきました。
お店の方もね、もう現金100円っていう細かいお釣りなしという形で持っている人にお金払って売るっていうのもありですね。
やっぱり欲しい人いるでしょうから、なかなか皆さんいろいろ見てらっしゃいます。

これは東日本大震災の体験のお話だったんですが、同じく2018年の北海道胆振東部地震の時にちょうど札幌にいて、大停電に遭遇しましたという方からもメッセージいただいています。
お仕事で止まっていたみたいで、私が泊まっていたホテルはたまたま一番最初に復旧した地域だったのですが、停電中のコンビニで買い物をしました。
自動ドアを手動にして入店を制限したと。店員さんが立っていて、確か2組くらいずつ入店したということです。
水は1人2本まで、他は制限がなかったのですが、極端に買い占める人はいませんでした。
私も水2本とカロリーメイト、ゼリー飲料とあと何か少しだけ購入しました。
レジは電卓、現金だけでお釣りももらえました。2018年はまだそこまでキャッシュレスは進んでいなかったので、割とスムーズでした。今だと大変そうですよね。
私は普段の支払いはキャッシュレスですが、現金は必ず一定額持ち歩く派です、というアイデアを頂きました。
実際に2018年にやられていた方法ですね。
本当、今はキャッシュレスでお店の方も現金があまりないかもしれないので、対応どうなるんでしょうかね。

アイディア⑤小銭のネックレス

さて、次のアイデア。これはすごいアイデアです。
穴の開いた硬貨に紐を通し、鎧がわりネックレスがわりにしてはどうでしょう、というアイデアですね。
小銭を持つのは大変だというところから始まったのに、あえて小銭を身につけるためのアイデアをくださいました。
もう、昔の楔帷子とかこんなんのじゃないですかね。
硬貨を鎧代わりに身につけておくことで、何かガラスから身を守るとか、あるかもってことで面白いアイデアをありがとうございます。
「小銭がない問題」はまだまだアイデアを募集したいと思います。

雪道の歩き方についてのお便りも

次に、雪の時にペンギン歩きでも滑る話や靴の話をしました。
これについてもメッセージいただいたのでご紹介します。
これは、函館出身の大学生です。
地元では若い人はペンギン歩きではなく、飛ぶように走っています。
着地するより中を浮いている感じなんです。
着地すると滑るので、なるべく着地しない方法です、って書いてくださいました。
ありがとうございます。神技ですね。
なるべく着地しない方法、もうペンギンどころじゃない高度な技で、なんでしょう。
あの、釧路湿原で飛びながら走ってるタンチョウのような感じですかね。
タンチョウ歩きと呼ばせていただきたいと思います。

他にも、北海道の方から雪の時に手やお尻をドンって突くような転び方をするすると骨折の危険があるので、滑ったら抵抗をしないで、滑った勢いのまま、できるだけツルーっと流れるように転ぶのがベストです。
これも高度ですね。
スケートの最後の決めのポーズみたいな感じでしょうか。
頑張ってみたいと思います。

引き続きお便りを収集しております。よろしくお願いします。

あんどうりすの防災・減災りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/