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【ウィークエンドボイス】25年2月22日ゲストコーナー『東大農場でサイエンスコミュニケーション』

2025年2月22日ウィークエンドボイス  ゲストコーナー

ゲスト: 東京大学附属生態調和農学機構 河鰭実之教授

ゲストコーナー音源

パーソナリティ:中村マミ
制作技術:榎本隼也・竹内規夫・中村晋也

東京大学附属生態調和農学機構

市民に「東大農場」として親しまれている東京大学附属生態調和農学機構。
正式名称を「東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構」といい、田無演習林を含む30ヘクタール以上の広大な研究教育施設を有しています。
2010年に農場と緑地植物実験所を統合して発足し、農林生態系や物質循環の研究、農学生の実習教育が行われています。
西東京フィールドでは、耕地や温室、果樹園などを活用し、作業安全や作物栽培、生態調査などの実地教育を実施しています。施設内には農場博物館があり、農業や食に関する歴史的資料を展示しています。また、東大ハス見本園では、毎年7月末には美しいハスが一般公開されています。

東大生態調和農学機構社会連携協議会

東大生態調和農学機構社会連携協議会は、機構・市民・西東京市の三者が対等な立場で話し合い、教育・研究の発展や社会への貢献について意見交換を行う場です。毎月第2火曜日の18時から1時間、委員の方々が機構に集まり、自由に議論を交わしています。この話し合いをもとに、観蓮会や「農と食の体験塾」、サイエンスカフェなどの活動が生まれ、地域との協力を深めています。

この協議会は、2005年の生態調和農学機構設立の過程で、地域社会との関係を再構築し、教育・研究・社会貢献を両立させるために設立され、10年以上にわたる活動実績があります。

「農学」は人類の生存に欠かせない研究分野でありながら、その重要性が社会や政策、アカデミックの場で十分に認識されていない現状があります。その背景には、私たちのサイエンスコミュニケーションの不足があると考えています。世界的には、人口増加による農業生産の地球環境への影響が深刻な課題となっていますが、日本ではこの問題に対する関心が低く、ガラパゴス化しているようにも感じます。

社会連携協議会は、こうした課題に向き合い、農学の価値を広く伝えるために重要な役割を果たしています。今後も地域との連携を深め、サイエンスコミュニケーションを推進していきます。

このたび、令和7年度から任期2年の第7期市民委員を新たに募集します。
社会連携協議会では、月一回の会議を開催して社会連携を通じた教育・研究の発展と社会への貢献、市民・行政との共同事業の推進について話し合います。
特に第7期(令和7年度~令和8年度)では、令和3年に開通した都道で南北に分離されたキャンパスのうち社会連携の場と想定されている南キャンパスについて重点的に話し合うことになります。
皆様の応募をお待ちしています。

応募方法

下記リンクからインターネットによる応募
インターネットからの応募(外部リンク)

応募期限

令和7年2月28日(金曜日)

問い合わせ先

東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構事務室
メールアドレス:admin@isas.a.u-tokyo.ac.jp

※応募に関する詳細は「(チラシ)市民委員の募集」をご覧ください