今月の写真ブログは14日に国立競技場で行なわれた名古屋グランパス戦。
放送では、東慶悟選手、高宇洋選手、仲川輝人選手、遠藤渓太選手のインタビューをお届けしました。
(’選手’表記は記述1回目に)
7/13国立以来、6試合勝ち無しの絶不調なFC東京。
選手離脱やスケジュールなど色々要因はあるけれど、結果としてチームとしての厚み、一体感が“脆々”と解けていっている状況で、国立不敗神話の継続も危ういと予想した一戦。
4-1と予想外の大勝。
この夏の苦戦とはうって変わって流動性があり距離感も良く、前線と妙な間延びもなく全員が守備にも走った90分。
それを支えたのはベテランでした。
先制点は荒木選手の大きな展開を受けた仲川のドリブルシュートを、
こぼれたところを押し込んだ東。
2点目は森重選手のロングフィードを持ち運んだ仲川が倒されPKゲット。ディエゴ選手がきっちり決めてくれました。
後半ではカードや疲労を見込んで早めの交代となったが、木本選手、土肥選手、遠藤選手いずれも活躍。
3点目は土肥の楔パスから荒木・ディエゴが絡み、遠藤が仕掛けてクロス。
合わせたのは高で東京での初ゴール、国立で取り消された幻しゴールをようやく実現しました。
さらにダメ押し4点目はパスカットから遠藤の絶妙スルーパスを仲川がニア上の難しいコースへドカン!
3点に絡んだ大活躍。
さすがに気が緩んだか、終盤は守備が後手になり1失点。
とはいえ、選手もサポーターもフラストレーションが溜まっていただろう2カ月が、花火と共に弾けスカッとしたことでしょう。
エンリケ選手、そして森重のCBコンビは対人能力の強さを見せました。
土肥、岡選手は甘い部分が露呈し失点を重ねてしまったこの夏。東(廉)選手など含め、早くに遜色ないパフォーマンスとなる事が求められます。
その岡はこの試合ではおそらく慣れない左サイドバックで出場。
ビルドアップや攻撃に絡むのは酷ではあったけれど、再三に渡りハイボールを跳ね返し続けたのは名古屋に長所を出させなかった活躍でした。
快勝でした。ただ、想像以上に名古屋のパフォーマンスが悪く、東京が苦戦を強いられるプレスをかけられる事もなく、美味しく頂けた勝利。
続く浦和レッズ、横浜マリノスにはそうはいかないでしょう。この勝利で得られたものをどれだけ発揮できるでしょうか。
著:酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)