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11/12 FC東京スピリットサタデー放送後記&川崎戦フォト #fctokyo #842fm

最終節川崎フロンターレ戦を振り返り、アダイウトン選手とアルベル監督のインタビューをお届けしました。
アルベル監督ぜひ良いオフを。

残念ながら今節の現地取材は別番組の相方でしたし、時間的な事もあってTV観戦。
MXを見ていましたので、増嶋さんが市船のコーチになっているのを知り、原大悟さんのアナウンスが以前より明瞭になってると思い、今シーズンのMX応援番組を担当した高崎かなみさんは凄くサポーターに受け入れられたなと感じておりました。
また、今まで関連・応援番組やイベント等で携わられた著名な方々が今もFC東京を気にされていたり、新たに繋がったり、東京からも上手く関わっていたりと良い広がりを感じたシーズンでもありました。

さて、試合へ話を移すと、言うまでも無く強敵である川崎。

今年新たなチャレンジをした東京が、最終節にこの相手とどう戦うか。
非常に楽しみだっただけに想定外のシーン2つが大きく戦況を変え、終えて少しもやっとしてしまったのが正直な所。

まずは、11人同士の対戦を見たかった。

圧巻されたわけではないが、時間的にもシーンとしても思いのほかあっさり、かつ見事なミドルで先制点を決められたり、技術や動きの質の良さはさすがだし、10人相手に追いつきながらも突き離されるのだから、11人のままではより力の差を感じさせられた結果になったかもしれない。

それでも、こちらとしては順位をそう気にする状況ではないので、チームの現在地を知るためには恰好の機会だったのだけれど…。

2失点目に関しては個人のミスが明白で、あってはいけないし、しかもこの試合でなのは残念。
ただ、今シーズンいつ誰が起こしても、もっと多く発生しててもおかしくないシーンで、それこそ今の方向性に舵を切った横浜Mの初期にもDFラインとGKのミスはよく見られ、ウチとしても美味しく頂いた時もあったかと。
いっそうの技術、判断、連携向上が全選手に必要になります。

ただ、塚川選手のパスとアダイウトン選手の反応は、退場を引き出す見事なプレーで、それもチームの能力である事として称えたいと思います。

さて、いくつか今回の写真をご紹介。
まずアイキャッチ画像は、1得点目を挙げたアダイウトン選手。
2ゴールの活躍でしたが、どちらもとっさの反応で枠内に流し込んだナイスゴール。
自身初のJ1リーグ2桁得点を数試合前に達成しましたが、今期中にJ1通算50ゴールも達成。一人で完結できる突破力は物凄く頼りになったシーズンでした。

そして2得点に関わった塚川選手と渡邊選手。

今期加入の2選手ですが基本技術と戦術眼に優れ、チームに大きく貢献してサポーター評価も高い事でしょう。

今期大きく役割と評価を代えた東選手。

シーズン途中から、しかもそれまで主力だった青木選手の怪我を埋める形で起用されたアンカーポジションながら持ち味を発揮し、シーズン後半で一番欠場して欲しくない選手とも言えました。

さて改めて、今シーズンが終わりました。
興に乗った時の面白さは好きだが常に不安定さがどこかにあり、勢いで誤魔化されてた部分もあったこれまでのチームから、技術やインテリジェンス、成熟したサッカーへ進化するため、一つ二つと改革に歩きだしたFC東京。
大きく変わるために、今年は残留争いになったとしても仕方ないとも思ってましたし、もし本当に降格しても方向性は変えないで欲しいとも考えていたものの、相変わらずの変な弱い部分は見せつつも例年とあまり変わらない結果、そして明確な変化をもたらしてくれました。
ただ理想には今はまだ遠い位置で、個人もチームもこの延長戦上に横浜や川崎を凌ぐポテンシャルがあるのかどうか。
オールも羅針盤もしっかりした船も手に入れたけど、食料は足りない気がするのと、視界はまだ霧に包まれてるようで、この航海にワクワクしている人と恐怖がぬぐい切れない人と、まだ5:5ないし6:4な感じでしょうか。

その景色がより鮮明になるだろう来季がすでに待ち遠しい。

味の素スタジアム。今シーズンもありがサンキュー、ありがトーキョー。

酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)