「わいわいクルー’s」毎月第4週目は、
小野さんと一緒に「ラジオde防災訓練」
【いつか、ではなく1秒後の災害に備えて】
こんにちは!
市民レポーターのひばりが丘4丁目在住、山田です。
今日は小野さんと西原町4丁目の「西原グリーンハイツ」4号棟前に来ました。
【11時台現地レポート】
今回の訓練のテーマは、マンションの防災です。
地震後の電気、上水道のインフラが停止した場合の飲み水の確保についてです。
中層、高層マンションで停電すると、エレベーターが使えません。
上水道が停止していなくても、高層まで汲み上げるポンプが作動しませんので、直に水が蛇口から出なくなります。
そんな場合を想定し、飲用水を確保する為に階段で自宅まで運ぶ体験を訓練してみました!
西原グリーンハイツの4号棟(8階建)の階段をお借りして、
8階まで2Lペットボトルの水を6本のリュックにいれ、12kgの水を背負って階段を登りました。
まず、背負った瞬間に12kgの重量が一気に食い込むみ肩が痛い。
いざ階段を登ると予想以上の負荷を腿と腰に感じます。
4階目までは順調に登ることはできますが、
それ以降の階段で袋はぎと腿に疲労が出始め、
7階ぐらいで疲労はピークに。
なんとか8階まで到達しましたが、息は完全に上がっていました。
毎日は無理です。
地上に戻る際も階段で降りましたが、
降る時の方が膝への負荷が強く、転ぶと怪我になるなと感じ、
慎重に降りてきました。
上水道が使えなくなった場合の給水所として、
西東京市には3つの給水所があることを小野さんから教えてもらいました。
災害時給水ステーションといい、大地震などが発生し断水した場合に、
市民の方に水をお配りする場所です。
市内には、西原町に近いところから
「芝久保給水所」、「保谷町給水所」、「西東京栄町配水所」の3ヶ所です。
また隣の東久留米市になりますが、「南沢給水所」も近く、利用できます。
しかし、運搬の手段がないと、やはり人力となります。
結果、マンション高層階の方は日頃の水の備蓄が非常に大切だ、どいうことがわかりました!
【現地からスタジオに戻って参りました!】
実体験で、水の高層階への階段を登っての運搬は相当な重労働であることがわかりました。
実際にMCはるちーも12kgを持ち上げようとして無理でした!
スタジオでの振り返りでは、飲用水の確保については給水所以外に、街にある「消火栓」からの入手方法について小野さんから説明がありました。
「消火栓」は普段は火災時の消火用の水で、近年では「スタンドパイプ」を使用して簡単に市民でも消火活動ができるよう整備されています。
その「スタンドパイプ」に簡易蛇口を取り付けることで、応急給水が可能となるようです。
消火栓用の配管の損傷がないことが前提ですが、
消火用の水も飲用の上水と同様の水なので安心して飲み水として使用できるとのこと。
「スタンドパイプ」用の簡易蛇口も避難所の備蓄倉庫内に配備してあるということなので、避難所へ行けば飲用水は確保できそうです。
さて、マンションで「水」で困るのは、飲用水や生活水だけではありません。
排水もトラブルになります!
2011年の東日本大震災では、排水管が損傷したマンションにおいて、
下水管破損の影響で上層階からの排水がマンション1階の家庭で逆流で溢れた事例があったそうです。
そうならないために、マンションでは災害時の「水」の利用についてルールを決めておくことが重要だと小野さんはいいます。
でも、そのルールを決めているマンションはほんどないそうです。
この放送を聞いてくれたマンションの管理者の方々は今後検討してくれることを願います。
さて、飲用水の備蓄についてもう一つ大事な確認がありそうです。
水の「賞味期限」です。市販の飲用水は「賞味期限」が設定されています。
「賞味期限」を超えたとしても
健康的な問題はないようですが、香りが変わったり、「おいしさ」が損なわれてしますことがありますので、備蓄食品同様にローリングが大事なようです。
参考までに西東京市の情報をお知らせしておきますので、ご活用ください。
〇 給水拠点をご存知ですか?
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/kurasi/iza/bosai/hinanjo/kyusui_kyoten.html
〇「スタンドパイプ」で防災訓練 西東京市田無町4丁目の町内会
https://www.skylarktimes.com/?p=4269