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あんどうりすの防災四季だより 25年6月15日(再放送6/22,29)お便り紹介と防災最新情報

りす:本日は久しぶりに、自宅からの収録になります。
今、うちの周りでウグイスが鳴いているので、もしかしたら、よく聞くと鳴き声が聞こえてくるかもしれません。
皆さんの周りにウグイスはいますか?
実はウグイスは日本で一番数が多くいる鳥なんですね。
ですが、東京で見られる鳥のベスト10の中には入っていません。

東京で見られるNo.1は、ヒヨドリです。
あっちこっち、公園でもよく見かけます。
そして、ハシブトガラス
その次にシジュウカラ。「ツツピー、ツツピー」と鳴く子ですね。
その次にスズメ。一時期、絶滅の恐れがあると言われたんですが、なぜか都市部にはスズメがやってきているという見解もあったりします。
ということで、ウグイスは東京ではまだ珍しいのかもしれませんが、少し前まではホトトギスが、「てっぺんかけたか」とか「ホトトギス〜」みたいな感じで鳴いていたりしましが、ウグイスに托卵してホトトギスが生まれるので、今年はウグイスの声があまり聞こえなくて、「ホトトギスが多いなぁ」なんて思っていたんですけれども、ホトトギスの時期が過ぎたので、ウグイスに変わってきた感じがします。

前置きが長くなりましたが、この時期の話題として、以前ライフジャケットのお話を森重さんにしていただきましたよね。

※あんどうりすの防災四季だより 25年4月20日(再放送4/27)
ゲスト:「子どもたちにライジャケを」代表 森重裕二さん
https://842fm.com/blog/bosai-shiki-dayori/65178/

その放送に皆さんからのコメントをいただきましたので、それを紹介して、今回の話題に入っていきたいと思います。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送音源

   

文字情報

皆さまからのお便りご紹介

お便りをたくさんいただいたんです。嬉しくて紹介しちゃいます。
群馬県の太田市の方から。
「水辺で遊ぶならライフジャケット、車ならシートベルト。シンプルだけど大切なメッセージにハッとしました。カッパのふうちゃん、子どもと一緒に読みたいです。」
というメッセージをいただきました。
ありがとうございます。

それからもう一人、群馬県みなかみ町の方から。
「ライフジャケットがどうやったら普及するか」についてのアイデアとして、「SNSで子どもが着やすい、おしゃれなデザインのライフジャケットをシェアすることかな」というふうにアドバイスをいただきました。

もう一方、同じアイデアをいただいています。
しかも群馬県藤岡市の方からです。
エフエム西東京は、群馬県で大人気ということが今回わかりました。
そして群馬県は良い川があるから、きっと関心をもってくださっているんですね。ライフジャケットを広めるアイデアについて
「川や海の近くで着用を呼びかけるポップなイラストがあるといいと思います。」
といただきました。
やはりポップだったり、見やすかったり、おしゃれだったり、そういうことがポイントになるのかなぁと、勉強になりました。

実は「河川財団」というところのサイトを見ていただくと、普通に街中でも着られるおしゃれなライフジャケットを試作品で作ってらっしゃるんですね。
※河川財団 水難事故防止
https://www.kasen.or.jp/school/tabid70.html

少し寒い時期になりますけど、厚みのあるタイプのライフジャケットでも、街中でベストのように着て歩けるというように考えているようです。
ただ、海に入ったり、川に入ったりするのは暑い時期の方が多いので海辺や川の近くでベストのようにおしゃれに着るというのもありかもしれませんね。

またそちらの方も紹介していきたいと思います。
ライフジャケットの着用についていただいた皆さんからのメッセージをご紹介しました。

写真:水辺の安全ガイドブックより

※水辺の安全ハンドブック こちらからダウンロードできます。
https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid129.html

防災の最新情報

さて、本日ご紹介したいと思っているのは、昨年あたりから言われるようになってきたけれど、あまり聞き慣れていないかもしれない防災の情報について、お伝えしたいと思います。
それは、大雨が降った時にお風呂の水や洗濯をしたりして流す水など、大量の水を流さないでという啓発がされるようになってきました。
皆さんご存知でしたか?
たとえば東京都が「広報東京都」というもので、昨年のちょうどこの時期、2024年5月31日更新の資料でこんなことを書いています。
広報東京都2024年6月号
※家庭で取り組める豪雨対策
https://www.koho.metro.tokyo.lg.jp/2024/06/01.html#p5

近年、例えば令和元年の東日本台風などでは、都内で1323棟の浸水被害が発生したと書いてあります。
そして都市では、特に雨水を下水道管などを経由して河川に放流しています。ですが、一時的な豪雨でその処理能力を超えた場合、水があふれてしまうことがあります。
これは川が近くになくても「内水氾濫」などが起こって浸水してしまうので注意してください、と書かれています。
特に都市部はコンクリートなので地面が舗装されていますよね。
そのため雨水が染み込みにくくなっており、川の水位が急速に上昇してしまうと、下水道や水路から河川に排水できず、それで浸水が発生してしまう、というケースが一つあります。
もう一つのケースは、短時間の大雨、最近多いですよね。
短時間の大雨で雨水が溜まるスピードが、下水道や水路の排水能力を上回ってしまうことがあります。
そういったことがあるので、水害対策として「大雨の際に風呂の水を流さない」「家の外に流れ出る水を減らす」、ということで下水道に流れる水の量を減らすことができます、ということを東京都が昨年、広報で書くようになりました。
そのほか「雨水タンク」や「雨水の浸透桝の設置」に助成金がある場所もありますよ、ということも書いてあります。


これを受けてだと思いますが、例えば小平市では、昨年の11月14日に下水道課の方から、「台風や大雨が降った際に大量の雨水が下水道に流入することにより、下水道施設の被害やご家庭への下水の逆流が発生する」。
逆流は嫌ですよね。その恐れがあると書いてあって、やはりこのような被害を発生させないために、「大雨の時にはお風呂・洗濯機・キッチンなどの排水を控え、ご協力ください」ということが書かれるようになりました。これにはキッチンも入っていますね。
特に小平市はかなり詳しく書いてまして、たとえば下水の排除方式というのは、汚水と雨水、トイレやお風呂、キッチンの排水の汚水と雨水を同じ管で流す「合流式」と、別々に流す「分流式」があるということなんですね。
※小平市広報  
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/084/084316.html

一緒に流している「合流式」は当然、大雨が降ればその分、雨水が増えてくるので、同じ管に流れ込み、管内は汚水と雨水で溢れて、管に圧力がかかり、一時的に下水が詰まってるのと同じ状況になることで、ご家庭の桝やマンホールから溢れてしまいます。

つまり、下水が逆流する原因になると書かれています。
分流式は大丈夫かというと、分流式もその汚水桝の隙間や、老朽化した下水管、それから外流しの排水口から雨水が古いものに侵入してしまって、本当は汚水だけを流すはずなのが、雨水が流れ込むことがあって、家庭の桝やマンホールから下水があふれ、場合によってはトイレやお風呂などが使用できなくなることが考えられます。
ということで、皆さんも、こういうことが東京都全体でも起こる可能性がありますし、東京都以外の都市部も気をつけなければいけないので、水害が起こってなくても、短時間の大雨、台風、そういった時には
「お風呂のお湯を抜かない」
「洗濯機を回さない」
「洗い物をする時は節水にするか、なるべくその時間帯は洗い物をしないで、晴れてるうちにする」

というようなことも考えておいていただけたらなというふうに思います。

ただ、小さい赤ちゃんがいるご家庭では、お風呂のお水を溜めていると溺水の危険があります。
早めに抜くか、その時はお風呂を溜めないようにするか、それか子どもが開けられない鍵を手の届きにくい上の方にかけておく、ということも考えておいていただけたらと思います。
できれば溜めない方が、小さい赤ちゃんがいる方はいいのかなと思います。

東京都下水道局 
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/amesh/tamagouu

以上、本日は防災の最新情報についてお伝えしました。




あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/

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