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あんどうりすの防災四季だより 25年4月日(再放送4/27) ゲスト:「子どもたちにライジャケを」代表 森重裕二さん

りす:みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークの季節になりました。いろいろとご準備されている方もいらっしゃると思います。
アウトドアグッズ、ゴールデンウィークに活用できるものがたくさんありますが、本日はその中でも特に、毎年同じようなお話にはなりますが、命を守るために必要不可欠な「ライフジャケット」についてお話しさせていただきます。
海や川、山などに出かける際には、ライフジャケットは絶対に必要です。

本題に入る前に、リスナーの皆さまから寄せられた素敵なお便りをいくつかご紹介させていただきます。

「災害はいつ起こるか分からないという状況の中で、地震が起きた際には、防災に関するラジオ番組が特別放送されることがあります。しかし、年に数回だけ考えるのではなく、絶えず考えなければいけないのが防災です。
防災グッズを集めて満足して終わってしまったり、ずっと収納されたままでは意味がありません。
だからこそ自然と共に楽しむアウトドア活動が、防災力を養うので良いですよね。」

ということを書いていただきました。

「この番組を通じて、いつも防災について考えるきっかけになっています」
といったお便りもいただき、とても嬉しく思っています。

他にもたくさんお便りが届いていますので、番組の前にご紹介させていただきます。
さて、ここからはライフジャケットに関するお話に入りたいと思います。

本日はゲストとして、「子どもたちにライジャケを」という活動の代表をされている
「ライジャケサンタ」こと森重 裕二さんにお越しいただいています。
森茂さん、本日はよろしくお願いいたします。

森重さん:よろしくお願いします。

子どもたちにライジャケを
https://lifejacket-santa.com/

森重さんにはリモートでお話を伺いました。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送音源

   

文字情報

ライジャケサンタとは?

りす:ライジャケサンタとして活動されているということですが、具体的にはどのような活動をされているのでしょうか? また、なぜライフジャケットが必要なのか、その理由もお聞かせください。

森重さん:私の活動は、ライフジャケットの大切さをとにかく伝えることです。
子どもたちが水辺で遊ぶときには、必ずライフジャケットを着けて遊ぶようにしましょうというメッセージを、18年にわたって発信し続けています。
実は人間の体、特に子どもたちの体は、水に浮かびにくいのです。
息を大きく吸っていなければ、すぐに沈んでしまいます。そのため、一瞬で沈み、溺れてしまう事故が多く報告されています。
ですので、水辺に行くときは必ずライフジャケットを着用してほしいです。
そして、自分だけでなく、周囲の大人にもその重要性を知ってほしい。そう思いながら、今も活動を続けています。

りす:実際にアウトドアではライフジャケットの着用が当たり前になってきていると思いますが、まだ一般には十分に浸透していない印象があります。
ゴールデンウィークには川や海での事故、釣り中の事故も多いですよね。
これまでの18年の活動の中で、変化は感じますか?

森重さん:少しずつ認知は広がってきていると思います。関心の高い方々は積極的に着用していますが、水辺で“みんなが着けている”という状況には、まだなっていません。
安全性が高まることで、子どもたちは安心して遊べるようになりますし、“遊びの幅”も広がりますので、ぜひ準備して遊んでほしいと思います。
りす:“遊びの幅が広がるというのは、具体的にはどのようなことでしょうか?
森重さん:溺れる事故の多くは、“足が届かない場所に入った瞬間”に起きています。
しかし、ライフジャケットを着けていれば、子どもたちは水に浮いていられます。
少し深い場所や沖の方まで行ってみたり、水面で浮かびながら水中メガネを使って水中の様子を見たり、体力をあまり使わずにさまざまな遊びができるんです。
特に、水が苦手な子どもたちでも、ライフジャケットを着けることで安心して楽しむことができます。
実際に、多くの子どもたちがライフジャケットを着けて遊ぶようになったという事例が多数報告されているので、おすすめしています。
りす:私も子どもと川で遊ぶときは、必ずライフジャケットを着けています。
親が「目を離すな」と言われても、現実的にはずっと見ているのは難しいですよね。
どんなに気をつけていても、ほんの一瞬目を離すことはあります。
しかし、子どもがライフジャケットを着けていれば、仮に流されても川下で親が待っていればキャッチすることができます。
その一瞬の安心材料になるんです。
そして、親も子どもも、より安心して遊べるようになりますよね。

りす:ところで、「ライジャケサンタ」という名前ですが、なぜ“サンタ”なんですか?
森重さん:活動を始めた当初、ライフジャケットについてなにからどのように伝えるべきかわからず、発信してもなかなか情報をキャッチしてもらえませんでした。
それでも、私は個人的にライフジャケットを“プレゼント”する活動を続けていました。
1000着以上も配っていたんです。
その時に「ライジャケサンタ」と名乗っていたのですが、それだけでは限界があると感じました。
そこで、ライフジャケットの貸し出しをするレンタルステーションを作ったり、香川県では県や市町と協力して、学校や保育園、子ども会などにライフジャケットを貸し出す取り組みを始めました。

りす:香川県では、小学校でも森重さんとタッグを組んでライフジャケットの教育をされていると伺いましたが、ライフジャケットの授業をされているんですよね。
森重さん:そうですね。すべての学校ではありませんが、県の教育委員会が中心となり、1000着以上のライフジャケットの貸し出しとともに教育活動が進められています。
香川大学や海上保安庁、B&G、警察、消防、ライフセービングクラブ、そして私も協力し、学校での安全教育を推進しています。
香川県では非常に活発に活動が行われており、これを全国に広げたいという思いで取り組んでいます。

子どもたちにライジャケを!

りす:香川県以外でも、地元でライフジャケットの貸し出しを導入したいと思った場合、どうすれば良いのでしょうか?
森重さん:まずは、自治体に相談して導入してもらうのが理想ですが、実現が難しい現状があります。
実は、2年前にクラウドファンディングを行い、8県にライフジャケットを寄贈し、レンタルステーションを開設しましたが、それ以外の都道府県には断られてしまいました。

現在は2回目のクラウドファンディングを行っており、滋賀県と広島県の市町への寄贈を計画しています。
余裕があれば他の地域にも対応できますので、もしご希望があれば、ぜひ声を上げてください。
今回のクラウドファンディングで出来なくても、そのような声があったときに地元の企業さんに協力していただくことにより、さまざまな場所でライフジャケットが広がりつつあるので、ぜひ手を挙げ、一緒に活動に参加して欲しいと思います。
りす:夏だけのために買うのは…と思っている方にも、レンタルステーションがあれば使うことができますね。
森重さん:そうですね。もし自分たちの地域でも欲しいという方がいらっしゃれば、いつでも相談に応じます。
「子どもたちにライジャケを」で検索していただければウェブサイトやSNS等にアクセスできますので、ご連絡いただければと思います。

子どもたちにライジャケを
https://lifejacket-santa.com/

子どもたちの命を守る「ライフジャケット」を全国に広めたい!

りす:それでは、最後にお伝えしたいことがありますか。
森重さん:先ほどもりすさんとのお話で触れましたが、溺れるというのは本当に一瞬の出来事です。
子どもたちは静かに、一瞬で、消えてしまうように沈んでしまいます。
溺れるというと、大きなバシャバシャ音がして助けを求めるシーンを想像しがちですが、実際にはそのようなことはなく、ほんの一瞬で沈んでしまうんです。
ですから、事前にライフジャケットをきちんと準備してほしいとおもいます。
私たち大人は泳ぐことや浮くことなどの対処法を学んできましたが、事前に準備して予防するという意識は、これまであまり浸透していなかったかもしれません。
ですが、この世代から、ぜひその重要性を広めていきたいと考えています。
子どもたちが安心して遊ぶためにライフジャケットを準備するということを考えてほしいと思っています。

そして、現在私はクラウドファンディングを通じて、全国の子どもたちがライフジャケットを当たり前に着用できる環境を整えるための活動を行っています。
もしご興味があれば、ぜひご支援いただけたら嬉しいです。
「RADYFOR」さんで「ライフジャケット」と検索していただくと、私が進めているプロジェクトが出てくると思いますので、ぜひご支援をお願いします。

※子どもたちの命を守る「ライフジャケット」を全国に広めたい!
クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/lifejacket-santa-2025

りす:ありがとうございます。さて、最後にリスナーの皆さんにプレゼントをしていただけるとのことですが、どのようなものでしょうか。
森重さん:本日はりすさんの番組ということでお話しさせていただきましたが、私たちは絵本の発刊もしております。
読めば子どもから大人まで、水辺の安全について学ぶことが出来る絵本『カッパのふうちゃん ライフジャケットでスイスイ』を、聞いてくださっている方1名にプレゼントしたいと思います。

また、ステッカーセットも3名の方にプレゼントさせていただきます。

ご応募はこちらから⇓
https://842fm.com/?p=65196&preview_id=65196&preview_nonce=1a1e454edd&preview=true&_thumbnail_id=65204



りす:ゴールデンウィーク中に水辺で遊ぶ予定がある方は、ライフジャケットを購入したり、レンタルしたりして、安全に楽しむとともに、今回のお話を聞いた感想をぜひお寄せください。
1名の方には絵本を、3名の方にはステッカーをプレゼントします。ご応募よろしくお願いします。
それでは、森重さん、ありがとうございました。
ご応募はこちらから⇓
https://842fm.com/

森重さん:ありがとうございました。





あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/

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株式会社ボローニャFC本社
http://www.bologne-corp.com/index.html
株式会社テイト微研
https://www.teito.org/
株式会社ナッツ
https://nutsrv.co.jp/

 

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