りす:本日は日本ボレイト株式会社代表取締役、浅葉健介さんにお越しいただいています。
浅葉さん、よろしくお願いします。
浅葉さん:よろしくお願いします。
日本ボレイト株式会社
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浅葉さんにはリモートでお話を伺いました。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
放送音源
文字情報
日本ボレイトはどんな会社?
りす:以前もお話しいただきましたが、そもそも日本ボレイトとは何かについてお話しいただけますでしょうか。
浅葉さん:はい。日本ボレイト株式会社は東京都千代田区に本社がある会社で、木造住宅を長持ちさせるために、木造住宅の骨である木材を腐朽し、またシロアリから守る仕事をしています。
その際、我々はホウ酸を使用します。
これが非常に珍しく、日本ではほとんどの場合、合成殺虫剤が使われます。
しかし、我々はアメリカなどで行われているホウ酸を使ったホウ酸処理をメインにしている会社です。
日本ボレイト株式会社
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りす:ホウ酸は揮発成分がないため、赤ちゃんやペットにも安心です。
そのため、私も友人に勧めることが多く、またシロアリ被害により地震の被害が大きくなるという話を聞くこともあり、ボレイトさんを紹介する機会が増えていると感じています。
先日、私の講演会にも参加してくださったとのこと、ありがとうございます。いかがでしたか?
浅葉さん:私どもは埼玉県の草加市にも事業所があり、草加市の広報誌をめくっていたところ、りすさんが掲載されているのを見つけました。
予定を確認すると、ちょうど空いていたので、「これは行かなきゃ」と思い、駆けつけました。
りす:浅葉さんは参加して、実際に草加市での地震などによる被害のお話をしてくださり、大活躍でしたが、講演の内容を聞いて特に今、皆さんにボレイトさんとしてお伝えしたいことはありますでしょうか。
浅葉さん:りすさんのセミナー講演は今回で2回目の参加でした。
前回は埼玉県の上尾市あたりで、防災センターにお邪魔して参加させていただきました。
その時の内容も非常に衝撃を受け、さまざまな防災グッズを取り揃えたりしました。
今回の内容も非常に洗練されており学びがありました。
りすさんがお話しされたように、2021年に千葉県北西部を震源とする地震があり、長周期地震動が観測されました。
その際、私はマンションの15階に住んでいるのですが、非常に揺れ、家の中がめちゃくちゃになってしまいました。

その様子を写真に撮ってFacebookにアップしたところ、りすさんがYahoo!ニュースに取り上げてくださり、それを見たNHKが取材に来て、さらに朝日新聞が取材に来るという、まるで「わらしべ長者」のように広がっていったのを思い出します。
やはり地震には備えておかなければなりません。
いざその揺れになると想像を超える揺れが発生することもあるため、いくら備えても足りないくらいです。
常に最新の情報を取り入れておくことが大切だと改めて感じました。
信州大学の中谷岳史先生とのコラボ
りす:水害対策についても講演でお話がありました。
FM西東京でもお話しされた信州大学の中谷岳史先生とボレイトさんがコラボしていろいろな活動をされているとお聞きましたが、どのような内容か教えていただけますか?
浅葉さん:信州大学の中谷先生とはあるセミナーでご一緒し、その話が非常に衝撃的でした。
大学の先生が実際に水害に遭われた地域に赴き、自ら手を動かして対応し、どんどんノウハウを積み重ねていく姿勢に感銘を受けました。
そこで、中谷先生と一緒に「中谷メソッド」と呼ばれる水害対応の取り組みを広めていくお手伝いをしたいと考えました。https://842fm.com/wp_842fm/wp-content/uploads/2024/09/WEB%E9%80%95%EF%BD%A8_EBARA_manual_digest_0926.pdf
私たちはホウ酸を使った防腐・防蟻の事業者ですが、過去には例えば鬼怒川の氾濫や、2019年の台風19号で千曲川が氾濫し、長野新幹線が水没した際の被害にも対応してきました。
床下の清掃や消毒、除菌を行い、防腐、防蟻の再処理をするなどの活動をボランティアで行いました。
我々のノウハウを中谷先生に提供したところ、中谷先生がこれまで行っていた水害対策と組み合わせることで、非常に効率的な方法が確立されました。
例えば、従来は3人で1週間3件の対応が限界だったのが、この新しい手法を取り入れることで、1週間で5件できるようにと、より多くの対応が可能になったのです。
具体的には、中谷先生は水害に遭った家の壁を開け、断熱材をカットして泥をスポンジで落とす作業をされていました。
しかし、私たちはホウ酸の水溶液に中性の塩素剤を入れ用いることで、消毒・清掃・防腐・防蟻を一度に行えるため、中谷先生にお教えして、実際に現場で使用していただいています。

りす:中谷先生にお聞きしたところ、ホウ酸はアメリカのCDC(疾病予防管理センター)でも推奨されており、水害時のホウ酸処理はカビ対策にも有効とされていることからご一緒されたと伺いました。
浅葉さん:カビの除去には中性の塩素剤は効果がありますが、ホウ酸にはカビ・腐朽・シロアリの予防が出来ます。
中谷先生が2019年にご自宅が水害被害に遭われた際、ご自身でいろいろと対応を研究されたそうです。
その過程でアメリカの文献を当たられ、アメリカのカトリーナという大型ハリケーン被害後にさまざまな州や自治体で作成された水害対応ガイドラインを調査されました。
そのガイドラインには必ず「ボレイトトリートメント 」、つまりホウ酸処理が記載されていました。
しかし、当時の日本では「ホウ酸処理」についての情報がほとんどなかったため、中谷先生は不思議に思われたそうです。そんな中、あるセミナーで私が「ボレイト」(ホウ酸処理)について話をしたところ、「そうなんですか!」と驚かれ、そこから始まったという経緯があります。
りす:まさに運命の出会いだったんですね。
浅葉さん:そうですね。
りす:「ボレイトトリートメント」という言葉には、何かおしゃれな響きがありますね。
日本ではあまり使われていないのでしょうか?
浅葉さん:「ボレイト」というのはホウ酸塩の英語表記であり、アメリカやトルコなどの鉱脈から採掘されるホウ酸塩鉱物を指します。
我々の会社名である「日本ボレイト」もそこから取っています。そして、「トリートメント」は「処理」という意味で、「ボレイトトリートメント」でホウ酸処理ということになります。
りす:そのような経緯でご一緒されて、工務店に対してセミナーを開催し、水害時に被災した方だけでなく、工務店も動けるようにと現在活動されているんですよね。
浅葉さん:そうですね。我々も全国に130を超える施工代理店がございまして、そこが水害対応拠点として「中谷メソッド」を実行する部隊として皆様に貢献していきたいと考えております。
もし水害などがありましたら、あんどうりすさんや中谷先生、日本ボレイトのホームページをチェックしていただけるとよろしいかと存じます。
りす:エフエム西東京をお聞きの方は、災害時にボレイトグループの工務店に相談してみるというのも、一つの安心材料になるかと思います。
本日は日本ボレイト株式会社代表取締役、浅葉健介さんにお越しいただきました。浅葉さんありがとうございました。
浅葉さん:どうもありがとうございました。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/

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株式会社テイト微研
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株式会社ナッツ
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