今回は、「雪の時期のタイヤや靴について」お話ししたいと思います。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
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雪道で気を付けたいこと
雪が降ったり降らなかったりする南岸低気圧は予想が難しく、温暖化の影響で雪が降らない年もあります。しかし、降った際の対策は重要です。
少し遅くなりましたが、改めてお伝えします。
皆さんの車のタイヤはスタッドレスでしょうか? 私は公演先や長野へ行くことがあり、またアウトドアも好きなため、冬はスタッドレスを使用するのが習慣になっています。
東京都ではスタッドレス使用者は少数派かもしれませんが、皆さんはいかがでしょうか?
スタッドレスを履かずに雪道を走るのは非常に危険です。私自身、北海道で暮らしていたため雪道の運転には慣れていましたが、関東、とくに東京で雪が降った際には怖い思いをしました。
スタッドレスを履いていても、周囲の車がずり落ちたり、坂道で止まったりしており、事故寸前の状況を何度も目撃しました。
この経験から、東京で雪が降った際には雪道を走らないと決めました。
雪国よりも東京の雪道のほうが怖いと感じています。
「スタッドレスだから大丈夫」と過信せず、「東京の雪道は危険だ」と意識することが大切です。
雪道の歩き方
では、歩けば安全かというと、そうとも限りません。歩行時には「ペンギン歩き」をしましょう。
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最近よく聞く言葉ですが、私が北海道で暮らしていたときは、意識的にというよりも、そうせざるを得ない道があるという感覚でした。
ペンギンのように、体重を足の裏全体にかけながらペタペタと歩くのがコツですが、それでも滑ることがあります。実際、札幌では毎年「雪道での転倒による救急搬送件数」が発表されており、昨年は598人が搬送されました。
そのうち軽症が433人、重症が1人(残りは中等症)です。
雪道に慣れている札幌市民ですら転ぶのです。
つまり、「ペンギン歩きをすれば絶対に滑らない」というわけではありません。
最近はネットなどでも「雪道の歩き方のコツ」が紹介されています。
特に早くから情報発信しているのが「札幌市ウィンターライフ推進協議会」です。
札幌市ウィンターライフ推進協議会
※転ばないコツ教えます
https://tsurutsuru.jp/
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転びやすい人の特徴として
・急いでいる人
・両手がふさがっている人
・雪道に適さない靴を履いている人
・ポケットに手を入れて歩く人
・何かに気を取られている人
・お酒を飲んでいる人 などが挙げられます。
また、歩き方のコツとして
・路面をよく見て歩く
・靴の裏全体を地面につける
・小さな歩幅で歩く
といった点が推奨されています。
さらに、北海道では「滑り止めアタッチメント」も販売されており、コンビニやネットショップ、アウトドアショップなどで500円〜2000円程度で購入できます。靴の裏に装着することで滑り止め効果が得られ、転倒防止に役立ちます。
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最近のアウトドア用の靴も進化しています。例えば、イタリアの「ビブラム」というメーカーは、低温でもゴムが固くならない素材を開発し、凍った道でも滑りにくい靴底を提供しています。他のメーカーでも、靴底に細かい繊維を組み込み、氷や雪に食い込むことで滑りにくくする技術が採用されています。デザイン性にも優れたものが多く、通常のブーツよりもおしゃれなものも増えています。
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現在はセール時期でもあるため、来年用や今シーズンのために購入を検討してみるのも良いかもしれません。また、雨対策にも使える防水ブーツも増えており、特に透湿防水素材「ゴアテックス」を使用したブーツは、見た目もおしゃれで雨の日にも活用できます。
こうした靴や装備を一足持っておくと、雪や雨の日の安心感が違います。
この冬、安全に過ごすためにも、ぜひ靴や装備の見直しをしてみてください。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/
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