今回は、「災害時に小銭を持たなくて済む仕組み」や「お金送り・優しさ送り」についてお話しします。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
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災害時は小銭が必要です
本日の話題は、災害時の小銭の話です。
災害時に持っておくべきものとして、小銭が必要だという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
災害時には電気や通信が途切れることがあり、例えばコンビニが開いていると思って水や食べ物を調達しようとしたものの、レジでお金を支払おうとしたら1万円札しかなくてお釣りが足りない、ということがありますよね。
最近ではスマホで決済することが多いので、財布を持っていないということも増えました。
そんな時のために、小銭を持っておいた方がいいという話もよく聞きます。
特に、1万円札しか持っていない場合、お釣りが足りなくて困ることがありますよね。
しかし、普段から小銭を持ち歩くことは大変です。
例えば、5000円札や1000円札を数枚持ち歩き、小銭もジャラジャラと持つ必要があるとなると、日常生活がかなり負担になってしまいます。
最初は頑張って持ち歩いても、だんだん重く感じて、次第に小銭が面倒に感じてしまうこともあります。
もちろん、小銭を持つことができる人はそれで問題ないですが、実際にはなかなか実践できないという声も多いのが現実です。
では、どうすればいいのでしょうか?
災害時に小銭を持たなくて済む仕組みを一緒に考えましょう
実は、コロナ禍の時期に、この問題を解決するためのアイデアを考えてみたことがあります。
しかし、構想だけで数年が経過してしまったため、皆さんに共有し、実際に使えるアイデアを募ろうと思っています。
そのアイデアは、小銭を持たなくてもいいシステムを作ることです。
具体的には、例えば3000円持っていて2600円の買い物をした場合、400円のお釣りを受け取れたら良いですが、レジが開かないなどの理由でお釣りをもらえなかった場合、その400円分を次の困っている人に渡せる仕組みがあればいいなと思っています。
災害時のお金の送り合い、いわば「優しさの送金」のような仕組みができれば、非常に助かると思います。
特に小銭を持ち歩ける人にとっては問題ありませんが、持っていない場合があるのは小学生などです。
災害時、コンビニなどは水をもらえる場所やトイレを貸してくれる場所になる可能性があり、帰宅困難者支援としても重要な役割を果たします。
その際、帰宅途中の小学生がコンビニで避難することもありますが、食料を確保するためにはお金が必要です。
しかし、子どもが学校に行く際にお金を持っていることは少ないですよね。
そこで、自分のお釣りを使って、子どもにも食べ物を渡せる仕組みがあれば良いなと思っています。
例えば、400円分を紙に書いて、次に困っている人に使ってもらうというアイデアです。
もちろん、大人でも「お釣りを使ってくれて構わない」という人もいるかもしれません。
そうしたメッセージをコンビニのレジなどに掲示できる仕組みがあれば、困った時に助け合いが生まれると思います。
また、もし自分が困った場合、例えば災害時にお金を持っていなくても、あらかじめ「災害時に使えるチケット」のようなものを用意しておくという方法も考えられます。
例えば、1000円券や500円券、またはスマホの画面を見せると購入できる仕組みです。
これにより、お釣りの問題が解消され、他の人にお釣りを使ってもらうこともできます。
自分がいつも小銭を持ち歩かなくて済むというメリットもあるでしょう。
さらに、災害時にコンビニで小銭を使うことになると、レジで働いているスタッフにも負担がかかります。
災害時にはできるだけ安全を確保しつつ、必要な業務は継続できるようにしていくことが大切です。
小銭を多く持ち歩くことが、必ずしも災害時に良いこととは限らないのではないかと感じることもあります。
そのため、1000円券や100円券などを事前に買っておいて、紙で渡し、お釣りは誰かに使ってもらう方が簡単で効率的ではないかと考えています。
災害時には、自分ができることは自分で行うことが重要ですが、時にはお金を持っていないことが問題になることもあります。
そのため、誰にでも優しい仕組みを事前に作っておくことが重要だと考えています。
それは、自分が物を買おうとする人だけでなく、レジで働く人の安全を守るためにも必要なことです。
私のアイデアはまだ漠然としている部分もありますが、アプリで実現できるかどうかも含めて、皆さんの意見を伺いたいと思っています。
アプリが災害時に使えなくなることも考慮しなければなりませんが、どのような仕組みが実現可能か、ぜひ皆さんのアイデアをお聞かせください。
もしお店を運営されている方がいれば、どのように実現できそうかも教えていただければ嬉しいです。
誰にでも優しい仕組み作りが進むことで、災害時にも助け合いが広がるといいなと思っています。
ということで、本日は「災害時に小銭を持たなくて済む仕組み」や「お金送り・優しさ送り」の話をしました。
お便りをお待ちしています。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/
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