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あんどうりすの防災四季だより 24年7月21日(再放送7/28)ゲスト:中央大学杉並高等学校国語科教諭 菊地明範先生

りす:本日は 中央大学杉並高等学校国語科教諭で、防災の取り組みを学校で行っていらっしゃる 菊地明範先生にお越しいただいています。
よろしくお願いします。
明範先生:よろしくお願いします。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送音源

   

文字情報

中央大学杉並高等学校の防災取組について

りす:明範先生は学校で防災の取り組みをされていて、実は私も防災講座で毎回中央大杉並高校のトイレの取り組みを紹介させていただいてるんですけど、具体的にどのようなことをされてるんでしょうか?
明範先生:ありがとうございます。
実は私どもの学校の災害時のトイレ備蓄というのは、いわゆる携帯トイレ。
固めるタイプのものを備蓄しているんですけれども、どれぐらい数が必要なのかということを改めて計算して、人数×1日5回。それを 7日分ということで 35000になるんでしょうか、おいおい買って行ったんですけど、これを備蓄する場所が困ってしまいまして、 倉庫が溢れ返ってしまいました。
「これどうする」って。「誰が当日 運ぶ?」「どうしたらいいだろう。」という話をした結果「もういっそのことを個室に入れとけば?」という話になりまして…。
トイレのそれぞれの個室にあらかじめ 凝固剤、それからビニール袋、あるいはウェットティッシュ、生理用品などを袋に入れて全部の個室に入れておくという形をとっております。
そして扉の内側に携帯トイレの使い方を図示したものを貼り出してありまして、生徒は用を足すと否が応にでも毎回目にしなければいけないという形で、啓発しているというところです。

各それぞれのトイレ個室にこれが備蓄されている



りす:結果として各トイレにあるので、災害時に生徒がすぐ自分で設置できる訓練もしていて、災害時でも綺麗にトイレが使えるということなんですね。
明範先生:当初は改めて持ってくるということを想定していたのですが、そこに置くことによって生徒たちは毎回使い方を目にしておりますので、何も説明しなくても災害時には「災害トイレ」として普通のトイレを使ってもらえるんじゃないかなと考えております。

りす:否が応でも見ざるを得ないというそのイラストは、ロダンの「考える人」が採用されているんですね!
明範先生:よくあるパターンかと思うんですけれども、用を足してるスタイルとして、ロダンの「考える人」の絵を使わせてもらってます。
りす:生徒さんたちの反応はいかがですか?
明範先生:最初貼り付けたときは話題に話題に上がっていたんですけれども、もう貼り付けてから長いので、当たり前という感じになっていますので良かったなと思っています。
りす: 1つのトイレの個室に凝固剤が 60個ぐらい袋に入って置いてあるという事なんですが、生徒の皆さんがそれを使ってみて、お家でも備蓄しようとかそういう声は出てきたりするんです?

明範先生:生徒たちにも凝固剤一択じゃないかなという話をしています。
お家に帰れても、配管に異常をきたしたりしてる時にはトイレは流せませんので「水を流せるようになるまでは凝固剤を使ってトイレを済ませるんだよ」ということを毎回のように話をしております。
学校でも水を固める訓練ですとかそういうことをしておりますので、生徒たちはお家の方々にこういうものが必要だよという話は、恐らくしているんじゃないかなと思ってます。
りす:なるほど。お家のためにもなるっていうことなんですね。
明範先生:学校で学んだことがお家に伝わるということを私どもが目指すところですので、親御さんに話して欲しいなという風に思っています。

その他の防災の取り組み

りす:その他、防災についていろいろ 取り組まれてるってお聞きしたんですけれども、例えば体育館で寝てみるとか、どんなことをされる予定なんでしょうか?
明範先生:今年の目標は「災害時にどれぐらいのスペースが自分に与えられて横になれるのかを、実体験してもらおう」ということです。
男子生徒は体育館に全員寝かせる。
女子生徒はホームルーム クラスで横にするということを目指しています。
生徒には スフィア 基準ですかね日本の基準の面積知ってもらうために、新聞紙でその面積を作ってありまして、それをみんなで見たり、学校が用意しているエアマットを膨らませてみたりと、 実はエアマットが一番面積的には狭いんですけれど、こんな形で寝るんだよ という話をしようと思っています。
そして恐らく発災時、自宅にいた時には避難所に行くことになるかもしれません けれども、避難所に行かないで 在宅避難ということを考える きっかけにもなるんじゃないかなと、 面積はそれほどもらえないということを実感してもらいたいなと思っています。

りす:そうですね 東京都は人口が多いですし 、実際に能登半島地震でもたくさんの方が体育館に来られたので、トイレもあっという間に汚物まみれになったとか、それから体育館もテントなど用意していたけれども、まったく使えるような状態ではなかったと、それが都会だと大変ですよね。
明範先生:そうですね。なるべく在宅避難を進めたいなと思っています。
りす:実践的な内容を扱って、防災教育に取り組まれているということなんですね。
もし、他の学校さんとかでも参考にしたいという場合はどちらを確認すればよろしいでしょうか?
明範先生:私共の学校のホームページに防災への取り組みが載っておりますので、私立高校の取り組みして参考にしていただければいいなと思っております。

学校の防災の取り組みのHP
https://chusugi.jp/schoollife/bosai/

是非ホームページをご覧いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

りす:学校のホームページ 是非見ていただければと思います 。
実は明範先生はYouTubeで「入試古典」のチャンネルも持っていらっしゃるということでそちらもぜひご覧になってください。

先生のYouTubeチャンネル(中杉入試古典)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLQHHZeoeUfR4hQUEkUjstnh-fVBx5fL4x

本日は中央大学杉並高等学校国語科教諭 菊地明範先生にお越しいただきました。ありがとうございました。

明範先生:ありがとうございました



あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/

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