りす)
本日は木耐協事務局長 関励介さんにお越しいただいています。
木耐協について、関さんに紹介してもらおうと思います。
関さんお願いします。
関さん)はい。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の関励介と申します。
よろしくお願いします。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合
https://www.mokutaikyo.com/
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
放送音源
文字情報
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 とは?
りす)
関さん、よろしくお願いします。
この長い名前の通称 木耐協さんってどんなことされてるんでしょうか。
関さん)
名前の通りなんですが、日本の木造住宅の耐震化を進めるために全国の公務店・リフォーム会社と一緒に活動をしております。
りす)
能登半島地震で木造住宅がたくさん倒壊してしまったということで、耐震補強が注目されたんですけれども、耐震の申込件数は増えたのでしょうか?
関さん)
そうですね、やはり1月1日元日ということもあって、かなり多くの方がそのニュースを目にされているので、昨年末に比べて今年に入ってからは3倍ぐらいに耐震の診断のお申し込みをいただいてます。
りす)
申し込み件数はまだ多いですか。
関さん)
3月の半ばぐらいからは落ち着いてきています。
りす)
でも耐震は大事ですよね。
関さん)
そうですね。
耐震は大事なんですけども、やはり喉元すぎればということがあります。
報道が多い時には耐震への意識が高まり、それがまた普通の生活に戻っていくと耐震に気が向かなくなってしまうということが多いです。
りす)
はい、なかなかお金もかかりそうだし、耐震したいけれども大変そうという方が多いと思います。
まず耐震が必要かどうかということを診断できるとお聞きしましたが、具体的にどのようなことをするんでしょうか?
関さん)
耐震診断は、まずお住まいにお伺いして、家の外と中を2時間くらいかけて確認します。
りす)
2時間?
関さん)
はい。その家が劣化していないか、シロアリに食われてないかとか、水漏れの跡がないか…。
あとは床下や小屋裏、天井裏にも入れるだけ入る他、筋交いと呼ばれる柱の間に入っている木材がしっかりと入っているかどうかなど、そういったところを細かく確認をします。
りす)
診断ってチェックリストでピピッとか印付けるだけじゃなくて、しっかりお家の中に入って、細かく調べるということなんですね。
関さん)
はいそうなんです。
りす)
その耐震診断の相談をお願いするときは、どこに相談すればいいんでしょうか?
関さん)
まずは耐震診断や補強に対する補助制度を、多くの自治体が設けていますので、自治体の窓口に相談、またはホームページで確認するのがまず第一だと思います。
りす)
西東京市はホームページに書いてありますね。
関さん)
あとは日頃お付き合いのある工務店・リフォーム会社さんがいらっしゃれば、その方に相談しても結構ですし、そういった方がどこにもいないという場合は、私ども木耐協でも耐震診断に関する相談承っています。
りす)
はい、木耐協さんに頼むと他のところより少しお安くなるという話を聞いたんですけれども。
関さん)
一般的に設計事務所さんなどにお願いをすると、10万円から15万円ほどかかるのが相場なんですけれども、私たちの木耐協では5万円で耐震診断を承っています。
りす)
はい、5万円といっても、その後行政の補助を受けると半額くらいになることもあるということなんですね。
関さん)
補助制度を受けるためにはまず市の窓口に相談をされるのが良いと思います。
りす)
じゃあ直接相談したら補助制度という訳ではないけれども、補助制度を受けたい人は行政にまず相談し、木耐協にお願いするということもありなんですか。
関さん)
そうですね、そこも含めて事業者へ相談をするか、私どもにご連絡いただいても大丈夫です。
りす)
そういったことも全部アドバイスしてもらえるということなんですね。
なぜ耐震した方がよいのか
りす)
改めて、なぜ耐震にしなければいけないかということをお聞かせいただけますか?
関さん)
はい、やはり今ラジオをお聴きの皆さんも、いろいろなところで聞いていらっしゃると思うんですね。
今その場所で震度7の地震が起きたらどうなるかということを考えてみていただきたいんです。
それが自宅だった場合、そこで被害が生じた場合、それは運が悪かったということでは片付けられないですよね。
なので、まずは自宅を一番安全安心な場所にするということを考えていただきたい。
そうすると健康診断と同じで、家の状態を確認するということで耐震診断をしていただきたいです。
りす)
1981年より前の建物の旧耐震だけではなく、一番新しい2000年より前の1981年から2000年の間もまだ心配なんですよね。
関さん)
そうですね。
「1981年よりも前の旧耐震を一般的に耐震化進めましょう」とずっと言われてきたのですが、やはり能登半島地震でも2000年の基準よりも前の住宅は被害が生じているということで、その2000年までの建物については耐震診断をお勧めいたします。
りす)
はい、ということなので、リスナーの皆さん、耐震って大変そうと思っても、どのような形で、補助も受けられるかどうかも含めて、まずは相談してみていただければと思います。
さて、木耐協さんから、リスナーの皆さんにプレゼントがあります。
こちらホームページに載せておきますが、車のナンバープレートのように書いてある「耐震81-00」って書いてる可愛いバッチを、5名の方にプレゼントしたいと思います。
感想と一緒にご応募ください。応募先は
↓ こちらから
https://842fm.com/present-benefit/present/53483/
りす)
ということで本日は日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の関さんにお越しいただきました。
関さん)
ありがとうございました。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/
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