あんどうりすの防災四季だより 23年12月3日（再放送12/10）西東京市の講演会でお伝えしたこと

りす）
今回は11月に西東京市のマンションで行った講演会の様子をお伝えいたします。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか？
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのは、アウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた！そんな時間になるはずです。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

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- アウトドアの知識を災害時にも応用しましょう
- あなたからのメッセージを募集しています

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アウトドアの知識を災害時にも応用しましょう

講演会では、最初に災害時にこれを知っていたら助かるというお金のお話いくつかお伝えしました。
その後に「アウトドアの知識」を普段も生かして災害時にも応用しましょうと言う話をお伝えしました。
具体的には普段から体を濡らさないようにすることが大事なんだよっていう話をしています。
濡れると気化熱で体温が下がるというのは本当に寒くなるんです。濡れると。
雨が降ってる日に、寒いからダウン着たくなるんですけどダウンが濡れるとと寒くなっちゃうよ、ダウンは水に弱いんだよっていうようなお話をしたりとか。
それから災害時、エマージェンシーシートとかアルミブランケットをすぐ巻いたら大丈夫って思ってる人がいるんですが、エマージェンシーシート自体があったかい素材ではないんです。
自分の体温を反射するようにしてあったかくなる素材なので、濡れたまま巻いても体温は下がっていってる状態に巻いてるので、あんまりあったかくなりません。
なので「まず濡れたものを着替える」という知識、それから濡れないようにする知識、それは普段からすごく大事ですよ。
知ってたら災害時も雨降ってる中でも雪降ってる時でも使えますよ…と。
そんなお話をしました。

続いてマンションで大事な事って、建物は壊れなかったりすることが多いんですが、家具等がずれ動いてきてしまう。
キャスターとかそんなもので走ってしまう、そしてただ突っ張ってるだけっていうのでは揺れで外れていってしまうということもあるので、合わせ技で固定する方法を説明しました。

その他いくつかのアウトドアグッズもお話しました。
災害用の非常時のトイレを実際に皆さんと実験して使っていただきました。
便器は壊れることが少ないので、便器にまずビニール袋などをかけていただき、
その上に災害用トイレを設置します。それをイメージしていただいて、コーヒーを入れていただき、汚物の代わりにしていただいて、その後に凝固剤を入れて固めていただきました。

そうした体験の場面をいくつか聴いていただこうと思います。

《講演の様子》

意外と風って凄いんです。
全然動けなくなってしまいます。

その後は、VRやARでまるで泥水の中に皆さん浸かっているような体験をしていただき本当に杖をついたら濁った道でも歩けるのか、やっぱり歩けないねっていうようなことを体験していただきました。

ここで参加した方々の感想をいくつかまとめてお聞きください。
《感想》
いかがでしたでしょうか。
いつも番組をお聴きいただいている皆さんは知識的には分かってることがたくさんあると思います。
しかし今回の災害用トイレ等にしても、VRやAR体験にしても、実際にやってみたり体験しないと実感できない事って結構あるんですよね。
トイレも「思ったより固まるまで時間がかかったな」というものもあれば、あっても「この形は使いにくいな」というような声がありました。

そんなことを周りの人たちと一緒に体験しておける事って大事なことです。
もし試しにやってみたい・体験しておきたいっていう方たちがいたら、町内会・自治会などの集まりを利用して講演や体験会をやってみませんか？

お問い合わせ先は FM 西東京のホームページのこの番組のブログの中に書いておきますのでご覧ください。