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あんどうりすの防災四季だより 23年11月19日(再放送11/26)ゲスト:一般社団法人 AR 防災 代表理事、防災士 板宮晶大さん(2)

りす:
本日も、一般社団法人 AR防災の代表理事 防災士でもあり、元FM西東京のパ ーソナリティでもいらっしゃった板宮晶大さんにお越しいただいています。
板宮さん、よろしくお願いします。

板宮さん
よろしくお願いします。

一般社団法人 AR防災
https://arbosai.org/

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのは、アウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

 

放送音源

文字情報

AR防災について

りす:
先週、AR 防災というものはなんぞや?ということをお話しいただきましたが、実際にこのAR防災の中でやってらっしゃるのが、浸水と火災と地震ということなんですが、それぞれどんな映像になっているかおきかせいただけますか?

防災AR WEBより

板宮さん:
浸水と火災に関してはARっていう技術を使ってまして、拡張現実と呼ばれてまして、半分現実半分CGの世界なんですね。
なので例えばこの浸水の機械をそこにかざすと、そのカメラでこの場所が映し出されてそこにがCGがポッと入るわけですね。
そうすると映っている人が、例えばあんどうさんが映っていたとしたら、あんどうさんが 水に浸かってるって言うのがわかるわけなんです。

りす:
それで透明な水にしたり、ボタンで切り替えると濁った水になり、濁った水だと、もう底が見えないから杖をついて歩けと言いますが、皆さんやっぱり濁ってると歩けないよって気づいてくださったり。
それに漂流物も来るんですね!
板宮さん:
そうなんです。結構流れの速いものとかで、流木とか、パレットとかね。
「当たったら大怪我!」ってものもどんどん流れてきます。

↓ バーチャル浸水体験 実際の映像、動画などもご覧ください。
https://arbosai.org/?service=sample-service2

りす:
雨を降らせたりもできるんですね!
板宮さん:
そうですね。雨を降らせたり、木の葉を降らせたり。
その風速を速めると、雨が横殴りになったりということもあるので、本当に暴風雨の中を歩くような、そんな体験もできますね。

りす:
なるほど。あとその場所の、例えば川の近くだと実際の浸水の深さも表示してくれますよね。
板宮さん:
はい。「国土交通省の浸水ナビ」と連動しておりますので、大きな一級河川の近くに行って「浸水ナビ」っていうのを押すと、GPSとwi-fiと連動して、その場所の浸水深がいくつですよってもうその場で出てきますね。

りす:
はい、実際の浸水の状況がイメージしやすいですね。

AR防災HPより

板宮さん:
あと火災ですね。
さっきはこの今いる場所に下から浸水なんですけども、火災に関しては、今いる場所に上から煙が重なりますので、あんどうさんを最初映しているとしたら、もう煙で顔が見えない!
何なら上半身ぐらい見えないっていう風な形になります。
ただ下の方はしゃがむと煙が薄くなる仕様になっていますので、しゃがんで避難しないといけないんだなということがわかる。
そんな仕組みのゴーグルタイプのものになってますね。

やはり耳で聞くよりも実際に体験した方が「本当に見えないんだな」というのがインプットされますね。

AR防災HPより

あと火災は消火体験というのもあって、実際にその場で火を起こして付属のコントロ ーラーのボタンをカチッと押すとプシュッと消化剤が出るのでそれで炎に当てて、当てどころがいいと消えるんですけども、当てどころが良くないと一向に消えないということになりますので、室内とかでもできるのが大きな利点ですね。
りす:
室内で火を起こすなんて難しいですもんね。

↓ バーチャル煙・火災体験 実際の様子など
https://arbosai.org/?service=sample-service1


板宮さん:
そして地震なんですけれども、ARはこの場所を映して、そこにCGを重ねるものなんですけど、地震は全部VR、バーチャルリアリティの世界なので、作られたCGの世界の中でそれがグラグラと揺れて、いろんなものが倒れてきたりガラスが割れたりということの体験ができるようになっています。

りす:ゲームみたいな感じですよね。

AR防災HPより

板宮さん:
はい、CGなんですけれども360度ぐるっと見回して視点がどんどん変わっていきますので、あたかも自分がその場所にいるような、そんな体験ができるようになってますね。
りす:
地震だと「学校編」「室内編」というのがありましたね。
学校だと机も吹っ飛んでしまうので、机の下にもぐってるだけじゃ無理だよっていうような想定になって…。
熊本地震の想定だそうですね。

板宮さん:
そうですね。2016年の熊本地震の揺れをそのままインプットしていますので、震度6強の揺れが体験できるようになってますね。

りす:
それから室内編では、後ろから冷蔵庫が倒れてきたり、上を見るといろんなものが落ちてきてきたり、ものが本当に飛んじゃってることもありますね。
体験された方の感想はどうでしたか?

板宮さん:
最初は面白そうだなと思ってやってみたら、「もっと気をつけなきゃ、怖いな」と思ったという風に言っていただくことが非常に多いですね。
りす:
私も体験した方に話を聞いたんですけれども「家具を固定しよう!」と言っていて、口で説明するだけじゃ伝わらなかったことが伝わってるなと思いました。

板宮さん:嬉しいですね。

↓ バーチャル地震体験 実際の様子など
https://arbosai.org/?service=sample-service3

りす:
最後に、今後どこでやっているか。そして皆さんに伝えたいことなどありますでしょうか?
板宮さん:
ありがとうございます。
各地の自治体さんの防災訓練などに呼んでいただいていたり、あとはショッピングモールなどでもたくさん展開をさせていただいてるので、ひょっとしたら皆さんが訪れる先々でお見かけすることがあるかもしれませんので、その時は是非自分の行動を変えるというきっかけになってもらいたいと思ってます。
対岸の火事じゃなくて、災害を自分ごととしてどんどん捉えてもらいたいという思いで活動を進めております。

りす:
本日は一般社団法人 AR 防災の代表理事 防災士 板宮晶大さんにお越しいただきました!ありがとうございました!

板宮さん:ありがとうございました。


一般社団法人 AR防災
https://arbosai.org/

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