りす)
本日は、奥村印刷株式会社 取締役常務執行役員の山田秀生さんにお越しいただいています。
山田さん、本日はよろしくお願いします。
山田さん)
よろしくお願いいたします。
奥村印刷株式会社
https://www.okum.net/
りす)
奥村印刷株式会社さんでは、組み立て式紙製 食器”beak” (ビーク)というものを作られてるそうで、手元にあって皆さんを見ていただけないんですけれども。
A 4のサイズで型が抜けるような感じで…
そして食器が作れる立体型に作れるものなんですけれども、具体的にどういったものか、ご説明いただけますでしょうか。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
放送音源
文字情報
折り紙食器beak とは
山田さん)
“beak” (ビーク)は A 4の用紙に、”筋 “それから” 切れ込み”が入ってまして、なおかつ組み立て方も印刷されてるので、その通りに従って組み立てていきますと1枚の紙が食器になります。
りす)
3 D のように食器にちゃんとなって、しかもこれ “のり”とか使わずに折り紙のように折り込んでいくことで立体的な食器になるんですね。
山田さん)はい、その通りですね。
りす)
開発された経緯を教えていただけますでしょうか。
山田さん)
一昨年の3月に東京でも非常に大きい地震がありまして、震度5弱 ぐらいだったと思うんですけど、私もマンションの高層階に住んでおりまして、非常に大きい揺れを経験しました。
そこでもうそろそろ防災グッズが欲しいな と思って買ったところ、意外と紙コップとか紙皿ってかさばるんですね。
そしてつぶれると二度と使えない。
だったらシート状の組み立ての紙食器ってないのかな と思って検索をしたところ、無かったので、「じゃあ自分で作ろう」というのが 作ったきっかけになりました。
りす)
なるほど無かったから。
山田さん)
意外と無かったですね。
りす)
「特許」も取られたってことで。
山田さん)
はい、 昨年の9月に特許を取得しました。
現在は国際特許を出願しまして、それも承認受けましたので、あとは 国別に特許出願すれば、 遡って日本の特許の出願日が優先されますので、いろんな国でも今後使っていただけるかと思います。
りす)
汁物とかもこぼれたりしないんですか。
山田さん)
汁物はですね 670 cc 入る大きい丼ぶりも用意してます。
これも A 4サイズの紙から折って組み立てることができます。
りす)
そしたらラップなど、どれもいらないってことなんですね。
もちろん何度も使いたかったら、ラップでっていうこともできますけれども。
そのままラップがなければそのまま使って捨てるということもできるということで。
山田さん)
注意書きには実は「レンジでチンしないで」 って書いてあるんです。
空焚きすると焦げるんですよ。
なので中に物が入っていればチンすることもできるんですけれど、その辺は買っていただいたお客様の注意の範囲の中でご利用いただければと思ってます。
材料は耐熱・耐油・耐水という紙を使っていますので、 あらゆる お料理に対応する 3種類の容器をご用意してます。
紙はバージンパルプ 100%を使ってますので、もちろん洗ってリサイクルもできますし、もし水の出ないところでご利用の場合は、そのまま 土に埋めていただくと2年で 生分解します。
万一風に飛ばされて、海に投棄されてしまっても、海洋の中でも分解してますので。
そういう意味で非常に自然に優しいというか、地球環境に優しい製品です。
りす)
今、海外とかでも「地球環境に優しい食器」とか大人気だったりするので、これ人気出るんじゃないですか。
災害時にも使えるし、お子さんと一緒に折り紙 作ってみたりする、立体感覚を楽しむ っていうこともできますよね。
山田さん)
お子さんのほうが作るのは早いかもしれませんね。
手も小さいので、手先も器用かなということで。
りす)
なるほど。これスプーンとフォーク もついてますよね。
山田さん)
お皿とセットになってます。
りす)
大きなお皿とコップとそれとどんぶり と 3つ入ってスプーンとフォークがついて、 3枚一組がセットになって販売されてるって事なんですか。
山田さん)
そういう 組み合わせもありますし 、それぞれ丼ぶりなら丼ぶり、カップならカップっていう組み合わせもあります。
第48回(2022年度)発明大賞」で「考案功労賞」受賞
奥村印刷株式会社の折り紙食器beak は
第48回(2022年度)発明大賞」で「考案功労賞」を受賞されました。
↓ 詳細
https://www.jagat.or.jp/archives/107733
リスナープレゼントをいただきました!
りす)
なるほど。今回はリスナーの方のプレゼントとして、こちらいくつかご提供いただけるとことなんですけど。
山田さん)
そうですね、 じゃあ 10セット 皆さんにプレゼントさせていただきます。
りす)
無理やり言わせた感がありますが、10セットリスナーの方にプレゼントしてくださるということなんですけれども、“beak” (ビーク)って何なんでしょう。
山田さん)
“beak” (ビーク)いうのはですね、英語を直訳すると”くちばし”という意味で、 実はこれらの食器 全てに共通するパーツが、このように 鳥のくちばしのように見えるって言うところから”beak” (ビーク)と名付けてます。
理科の実験で使うビーカー も 多分そこから来てるんじゃないかなと思うんですけれど。
りす)
そうなんですね。くちばしという名のかわいい紙コップ。
ぜひ皆さん、こちら リスナー プレゼントがありますので、 番組の感想やいろいろ 防災についてのご意見なども一緒に、ご応募していただければと思います 。
本日は 奥村印刷株式会社 取締役常務執行役員の山田秀生さんにお越しいただきました。
山田さん どうもありがとうございました。
山田さん)
どうもありがとうございました。
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