あんどうりすの防災四季だより 23年1/15（再放送1/22,29）ゲスト：東京管区気象台防災調査課松野裕耶さん

りす）
今回も、東京管区気象台防災調査課の松野裕耶さんにお越しいただいています。
松野さん、続けてありがとうございます。よろしくお願いします。

松野さん）
こんにちは。東京管区気象台防災調査課の松野です。
今週もよろしくお願いします。

りす）

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか？
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた！そんな時間になるはずです。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

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注意報の時に気を付けること

りす）
今回は松野さんにぶっちゃけ！雪のお話ということで…
「どんなところに注意したらいいの？」ということをちょっと掘り下げてお聞きしたいと思います。
最初にお聞きしたいのは、前回「大雪注意報」と「大雪警報」ってお話ししてくださいましたけれども、例えば「注意報」ぐらいだったら雪でも外出しても大丈夫なんじゃない？みたいに、車で出かけられるんじゃないとか、自転車で出かけてるような人もいたりしますよね。
そういう注意報の時にどうしたらいいか、警報だったら注意すると思うけど、注意報だったらどういうふうに考えたらいいかっていうのを聞かせ願いますでしょうか？

松野さん）
元々雪の多い北陸や東北の人達ならば、車で出かけるのは、多少の5cm～10cm積もっていても問題ないとは思うんですけども…。
やはり関東南部・東京地方に住んでいる方はなかなか雪道の運転に慣れてないということもあるので、大雪注意報が発表される時1cm～2cmくらいの積雪でも、出かけるのは控えた方が良いかなと思います。

りす）
はい、ありがとうございます。私、実は北海道で暮らしていたことがあって、
車も東京に来た時に早々にスタッドレスに履き替えて、軽い雪だから峠越えてもいいかなと思ったんですけれども、自分は大丈夫だったんですけれども、スタッドレス履いてない人もたくさんいるので、一台が止まると全部止まり、中にはひっくり返ってる車もありっていうことで、
結構自分が大丈夫でも、自分が備えててもダメなんだなーっていう風に感じたんですけど、
そういうことですよね。

松野さん）
そうですね。関東の雪は湿っていて重いこともありますので、少し気温が上がったりするとシャーベット状に溶けてタイヤが滑ってしまいます。
ちょっとした坂道でも登れなくなると他の人にも迷惑がかかるので、雪と予想される時はもう不要不急な外出を避けるのが良いと思いますね。

雪の予報が出た時に気を付けること

りす）
なるほど。そのほか何か雪に対して、注意しといたらいいことなど、松野さんの想いなどもお聞かせ願えますでしょうか？

松野さん）
先ほども少しお話しましたが、関東では雪が非常に湿っていて重いです。
なので、電線などに着雪をすると電線が切れて停電が発生してしまうこともあります。
そういう時は電気がなくても暖をとれるような暖房器具、例えば灯油のストーブとかですね。
そういうものも準備しておくのがいいかなと思います。