りす)
先週に引き続き、東京管区気象台気象防災部防災調査課防災情報係長の松野裕耶さんにお越しいただいています。松野さん、またよろしくお願いします。
松野さん)
よろしくお願いします。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
放送音源
文字情報
ラジオ局の防災情報発信について
りす)
松野さんのお話、わかりやすいと、番組内でも好評です。
今回は、前回もちょっとお話しした7月12日のような急な豪雨の時に、ラジオ局は「皆さんにどのように防災情報発信したら素早い避難に繋がるのか」ということを結構悩んでいたりするんです。
その内部事情を皆さんにお伝えしたいと思っていますので、本日もう一人のゲストとして、FM西東京の飯島ディレクターにお越しいただいています。
というかいつもいらっしゃるんですけどね笑。飯島さんよろしくお願いします。
飯島)
はい、FM西東京の飯島と申します。よろしくおねがいいたします。
りす)
ではまず飯島さん、実際に報道する現場で困ることっていうことについてお話しいただけますでしょうか。
飯島)
はい、この12日の時のお話になりますと西東京市は注意報レベルにとどまっていたんですけれども、実際河川は警戒レベルとなっていて…。
そこで自分達は放送局として少しでも早く情報をお伝えしたいということで河川が注意レベルから警戒レベルに上がっているということはお伝えしたんですが、果たしてそれをしてよかったのかどうかっていうのも迷う一方、もっと状況が変化する時にキキクルはもちろんなんですけれども、どこサイトをどうやって見てどういったポイントに注意して報じればいいのかというのをお聞きしたいなと思います。お願い致します。
りす)
松野さん、質問たくさん聞かせていただいていますけども、まず気象庁の情報は、例えば気象庁が皆さんに避難しなさいっていう風に言っている訳ではなくて、警戒レベル相当情報って言われる情報だと言われているんですが、その相当情報っていうのはどういうことかについてお話しいただけますでしょうか?
松野さん)
先程お話ありました警戒レベルが黄色から赤になった、2から3になったということは、警戒レベル3相当情報ということで気象庁の発表するこの相当情報を受けて自治体の防災担当の方や市町村長さんが避難情報を発令します。
そのための一つの資料と目安となる情報になります。
りす)
キキクルの情報がやはり一般の人の避難情報にもなるのですが、気象庁が避難情報を発令してるわけじゃなく、自治体が避難情報を出す目安になっている、それを相当情報っていうイメージであってますか?
松野さん)そうですね。
りす)
それを受けて、ラジオ局はどうしたらいいかっていうことが飯島さんの悩みっていうことですよね?
飯島)
そうですね。今の話をお聞きすると、自治体がどう判断するかというのももちろん大事ですが、気象庁が相当レベルということで情報を出しているという事を皆さんに伝えるということはとても大事なことなんだなというのがよくわかりました。
りす)
はい。松野さん、どうですか?そういった風に自治体が避難情報を出していなくても、「気象庁がこんな情報を発表しましたよ」っていうことをラジオ局が積極的に発信するっていうのは気象庁としてもオススメしたい所ですか?
松野さん)
そうですね。キキクルの色が変わると、まもなく避難情報が発令される可能性が高いです。その前にキキクルを見ることによって住民の皆様が自ら判断して非難を先に進めることができる、そういう心がけが大事だと思います。
りす)
自治体が発表する情報より先に皆さんに広く情報をお伝えしてくださってる、それがキキクルの情報ってことですよね。
昔はそうじゃなかったんですか?
松野さん)
そうですね。昔はどちらかと言うと東京都や自治体の方に気象庁から情報を発表することが多くてですね、なかなか住民の方にお届けすることはなかったんですけども、最近はホームページなどを通じて積極的に皆さんにお伝えするように心がけています。
りす)
ということは今までは得られなかった情報を、私たちは気象庁から直接得られるようになってる、自治体に知らせるのと同時に私たちにも知らせてくれている貴重な情報がキキクルの中にあるという風に思っていいんですね。
松野さん)
はいそうです。情報を適切に理解してご利用いただきたいと思います。
りす)
早め早めに行動するためにそのような情報を生かすことが私たちも必要、そして FM西東京としてはどうでしょう。
どんな感じで発表されていきますか?
飯島)
はい。まずはキキクルを見て、そして雨雲レーダーとかそういった他の所も見ながら、今後どうなるか自分達も予想しながら、行政と足並みは揃えますがその前にもお知らせをどんどん出していきたいと思います。
りす)
はい、ありがとうございます。行政がなぜ決断するのがちょっと遅れたりするのかについては、例えば夜中に避難するのが危ない地域っていうのもあったりするので、相当情報でも避難っていう情報すぐ出さないってことがあるって事ですよね。
そんな感じで皆さん情報をうまく入手しながら、キキクルも使いながら早めの避難を心がけていただければと思っています。
本日は東京管区気象台気象防災部防災調査課防災情報係長の松野さんと、FM西東京の飯島さんにお越しいただきました。
二人ともありがとうございました。
一同)ありがとうございました。
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