近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
8月のお盆休みになりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今年はどこにも行けてない!という方もいらっしゃることと思います。
今年はというより
今年も、の場合もありますよね。
こんな時期ですので、遠くには行けない分、
近所で朝晩の涼しい時にお散歩される方、いるのではないでしょうか。
113回目となる今回は
ゴマダラチョウと玉川上水についてお話します。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
放送音源
文字情報
ゴマダラチョウと玉川上水について
おすすめの場所として「玉川上水」はいかがでしょう。
中でもエノキの木(榎)があるところ、よかったら歩いてみてください。
玉川上水にはわりと、エノキの木があるんです。
エノキの木の裏側とかに…表にもいるかもしれません、
今見られるかもしれないのが、ゴマダラチョウの幼虫です。
幼虫?芋虫とかそんな話は聞きたくない…
と思っている方もいるかもしれないんですが
このゴマダラチョウの幼虫、結構人気なんです。
ネットなどでも、写真を調べて頂ければと思うんですが、
長い角がウサギの耳みたいで
そして目がね、かなり可愛らしいんですよ。
アップの写真、葉っぱの裏側から
ちょこんと顔を出している写真、見ていただくと、
結構、萌えるという方がいらっしゃるぐらい人気な生き物なんです。
それが、8月ゴマダラチョウは、年3回ほど世代が変わってるんですが、
夏の幼虫っていうのは…
8月にエノキの葉っぱに乗って、卵になって
そして幼虫になるのは、8月中旬ぐらいになってくるので
今見るチャンスなんですが
気をつけていただきたいのは、前から見るとむちゃくちゃ可愛いんですけれど、
後ろから見るとね、あの、特にさなぎになる前に太ってきたらね、
ナメクジみたいに見えるので可愛くないかもしれません。
お薦めの本♪
そしてお薦めの本もありますね。
玉川上水についてたくさん書かれている成瀬つばささんという方が、
晶文社というところから
「秘密のゴマちゃんゴマダラチョウの不思議な生活」
という本を出されています。
https://www.shobunsha.co.jp/?p=4355
このゴマちゃんについての観察日記、
ゴマちゃんとの出会い、
若葉のゴマちゃん、
太るゴマちゃん
ゴマちゃんさなぎになる
ゴマちゃんの羽化、
ゴマちゃんの産卵
とかね、 誕生、脱皮の不思議
とかね、いろいろ書かれてて声に反応したりとか、
ゴマちゃんグッズを作る話とか
ばっちりした目とか書かれています。
楽しいのでちょっと身近な自然を楽しむためにも読んでみてください。
自然を知ることは防災対策に役立つ
防災に何が関係あるの?ということなんですが、
いつも言われますね。
「身近な自然を知っていることが、災害対策に役立つことがあります。」
どんな木が多いのかなー?とか、
どんな生き物がいるのかなー?とか
例えば蜘蛛が巣の上の方に座っていたら雨降るのかなー?とかね
そういう身近な自然を見ているのって、すごいことだと思うので、
知って欲しいと思います。
ゴマダラチョウも実は数が減ってきているものなんです。
蝶っていうのは偏食なので
みんな好きな食べ物が決まってたりするんですよね。
ま、だいたい。
オオムラサキもエノキの木が好きですね。
で、もう一つ赤星ゴマダラという外来種なんですけれど、
ちょっと派手な蝶ですね。
赤い星がついてます。
ゴマダラチョウは赤く星のついてないゴマみたいな白い模様がついている蝶なんですけれども、
赤星ゴマダラが増えてきているので、ゴマダラチョウは、ちょっと数が減っているかなーって、言われてます。
本の中には玉川上水と自然観察のことについても書かれていますので、是非読んでみてください。
コロナ禍のこの時期ですので、本を読んだり、それからちょっと散歩に出たけるという場合には身近な自然を楽しんでいただければと思います。
ちなみにゴマダラチョウの幼虫が
雨風が強い時にどうやって避けているかと言うと、
口から八の字型に顔を動かして、糸を出すんです。
それを体の下に敷いて葉っぱにくっついています。
風雨が強くても、どんなに揺れても、くっついています。
頑張っていますね。災害時の対応。
蛹になった時には、マジックテープ状の構造になって葉っぱにくっつくんです。
それも凄いですよね。
余談ですが、カエルが壁にくっつくのは表面張力だし、
ヤモリがくっつくのはファンデルワールス力というのは使ったりしています。
いろんな生き物の生存戦略面白いですよね。
お散歩しながら
ゆるく防災についても考えてみてください 。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/
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