今日の放送では今期ラストゲームとなったアルビレックス新潟戦を振り返り、遠藤渓太選手、高宇洋選手、長友佑都選手の試合後インタビューをお届けしました。
アイキャッチ画像は同点弾の遠藤選手。逆光？が故の暗く忍ぶ様が、派手ではないが確たる自信と技でポイントをとる遠藤選手らしいカットかと思います。
もう一枚、影の具合が存在感を際立たせている安斎颯馬選手のカット。
さらに安斎選手をもう一枚、写真が複数届いていたので。この日のプレイスキッカーでした。
先日のリーグ町田戦から（というより以前から）チームに勢いを与えている選手の一人。
本人はサイドバック希望というような言説も流れていますが、今いるメンバーで右ハーフのスタメンとして一番適しているのは安斎選手かと思います。
リーグ後期の欠かせない選手、佐藤恵允選手。180㎝に満たない公式身長ですが意外と高さも競り勝つ。
惜しくも点にならなかった安斎選手のポスト直撃シュートの場面でも、連携で見事な絡みを見せました。
プレーの幅が一年通じて広がった印象があります。
最近鳴りを潜めていたCBのパスに飛び出す攻撃、で相手サイドを崩す長友選手。
マークが来てもしぶとくクロスまで持っていく持ち味も見せ、あとは中で決められる選手さえいれば。
キャプテン小泉慶選手。この日はしっかり相手を潰すプレーで貢献。
雄弁なタイプではありませんが、試合後の挨拶、キャプテンとして今シーズンの不甲斐なさを詫びる気持ちがひしひし感じました。
小泉選手と橋本選手と高選手。どの組み合わせがベストなのか見えにくかったシーズンです。
この試合もゴールマウスには波多野豪選手。スンギュ選手はベンチにもおらず。
さすがに失点の場面はノーチャンスか。しかしその後のピンチ、ミドルは割らせず。
ボールの出処、ハイボールタイミング、何事にも動じない冷静さ、守護神たるにはもっと成長が欲しい。
決められなかった一人目、マルセロヒアン選手。
後半早々のカウンターではお株なシーンだったはず、決めたらそのまま2-1で勝っていたでしょう。
決められなかった二人目、野澤零温選手。
後半36分のシーンは、ショルツのカット→仲川→野澤という見事なショートカウンターでした。
右足でそのまま撃つにはほんの少しパスが短く左に持ち替えたのだと思いますが、戻ったディフェンスがブロック。
短い途中出場でも少なくとも1つは良いシーンに顔を出せる選手でポテンシャルは高いだけに、あとは圧倒的に必要なのは技術。
パスミスも少なくない選手。でも技術は練習で詰められるはず。
その速攻の起点となるタックルを魅せたのはアレクサンダーショルツ選手。（これはそのシーンではないと思うが）
コンマ何秒遅れればイエローカードにもなるシーンでしたが、何度見返してもほれぼれするタックルでした。
最終節にて約1カ月の離脱から戻った長倉幹樹選手。救世主。
あなたが夏に加入しなければどうなっていたか。来期もいてください。
かつて新潟でチームメートだったかと思う大ベテラン千葉和彦選手と。千葉選手は今期で新潟を退団、長倉選手は何か思う所あったでしょうか。
仲川輝人選手と握手を交わすのは早川史哉選手。
9年前白血病と診断され、乗り越え、今期も終盤はフル出場をかさねています。2人とも関東大学1部を同時期に過ごされてるはずで、対戦はあったのでしょうか。
既に退団発表されている選手もいますが、1カ月後には誰が残っているか、誰が来ているか。
来年こそワクワク楽しく、そして勝つ姿を見たい。
著：酒匂匠
撮影：赤木真二（転載不可）
