まつばらホームクリニック『ラジオ在宅NOW』!
この番組は、保谷駅から徒歩三分の場所に位置する、まつばらホームクリニックの松原清二院長に、日頃医療の現場で感じていらっしゃることをお話頂き、皆様にも在宅医療に対しての理解をより深めて頂ければと思います。
第一週と第三週に本放送、その他の週は再放送をお送りします!
【4月のテーマ】
『在宅医療とラジオについて』
皆様是非お聴きください!!
西東京市を中心に患者さんの自宅に行き、診察をしている在宅医療専門診療所「まつばらホームクリニック」のホームーページはこちら→https://m-hc.jp/
↓放送内容を文字でもお読みいただけます!
田中ヒロコ:では、松原先生、本日もどうぞよろしくお願いいたします。
松原先生:よろしくお願いします。
田中ヒロコ:先生、忙しいから今日も、衣装というか、あれ?何ですかね、仕事着で。
松原先生:スクラブね。
田中ヒロコ:スクラブって言うんですか? 今日はね、いつも私服で決まってるんですけど、今日もスクラブで決まった格好で、ラジオを進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
松原先生:今回なんですけど、ラジオって何だろうなっていう、基本にちょっと立ち帰ったことをお話ししたいなと思うんですよ。
田中ヒロコ:すごくドキ!ラジオって何だろう?って何年もラジオをやってて考えたことなかったです。でも、災害とかに役立つとか、そういうイメージ。
松原先生:そうだよね。僕がちょっとプロの人たちに話をするのはちょっとおこがましいかなと思うんですけど、自分自身が感じるのが、学生時代ラジオを聞いてました?
田中ヒロコ:私あんまり聞いてなかったんですよね。父親がよく聞いてました。豆腐屋さんやってたんですけれども作業をするのでテレビを見ながら仕事できない。朝から晩までラジオを必ずお店で流して。自分自身はラジオのチャンネルを合わせたり、聞いたことないんですけど、幼少から家でラジオっていうかお店でラジオ聞くみたいな感じです。
松原先生:お店で聞いてた時って多分ラジオ流れてるなっていう感じぐらいですよね。多分BGMに近いですよね。
田中ヒロコ:そうですね。トーク番組が多いので話を聞いてるって感じです。
松原先生:車乗られますよね?
田中ヒロコ:車乗ります。車乗るときは聞きますね。
松原先生:そうすると、MCの人が喋っている時とか、結構自分に語りかけてきてれるような感じってありません?
田中ヒロコ:全部自分に言われているんだろうなっていう感じしますね。
松原先生:結構その感覚って重要で、それがラジオの良いところなのかなってちょっと思ったりもしてるんですよ。これも昔ラジオ聞いてて、例えば昔で言うと中学生ぐらいの時は三宅裕司さんとか・・・。
田中ヒロコ:三宅裕司さん。
松原先生:番組名ちょっと忘れちゃったけどヤングナンチャラとか言ってたけど、あとオールナイトニッポン。
田中ヒロコ:オールナイトニッポン人気ですね。
松原先生:僕、あの頃二部の福山雅治さんが好きで、その後一部になったんだけど、すごい人で、夜の4時半ぐらいになると日本放送前のトラックの運転手の人たちに、彼が直接コーヒーとかついてあげて、「お疲れさまでした」って、ついであげてたりしてた。すごく温かい感じでした。
結局それから福山さん大好きですけど。ラジオってリスナーと喋ってる人の距離が近くて非常にパーソナルな関係が実は作れるんじゃないかな?っていうのがラジオの本質なんじゃないかな?って自分の中で思ったんだよね。
田中ヒロコ:そうなんですね。声で届けるから・・・。でも確かにそうですよね。
松原先生:直接対話してるわけじゃないけど、直接語りかけてきてくれてるみたいな感じが僕はラジオのいいところかなって最近思ってて、映像、動画、YouTubeとかやるけれど、それよりも、よりなんか近い距離かなっていう感じはするんだよね。
田中ヒロコ:映像の方が近いのかなって。その人物像とかも見れて、っていう風には感じてたんですけど、実は先生の話だと、ラジオの方が語りかける聴覚?語りかけられるって言うので逆に近く感じる・・・・
松原先生:感じるんだよね。そこら辺どう?ヒロコさん?
田中ヒロコ:どうなんだろう?そんな風に私恥ずかしい話なんですけど、本当にそんなに真剣に考えたことがなかったですね。ただ表現としてっていうふうな捉え方だったので、例えばここで動いたとしてもリスナーさんには私が今「ピースサインしてる」っていうことを伝えない限り、私が話しながらやっててもわかんないじゃないですか。どうやって伝えてくとか今日先生がコーヒー出してくれましたよね。あったかさとかそういったものをどういうふうに言葉で表現していけばいいんだろう?とかしか考えてなかったので・・・
松原先生:ビジュアルというか視覚を言葉にしてるって感じがするんだだけど、どっちかというと、心を言葉にするっていうのは、ラジオの本質なんじゃないかなって最近思うようになってきて、お前程度が何言ってんの?ってことになるかもしれないけど(笑)でもなんか最近そう思うんだよね。
田中ヒロコ:おっしゃることわかります。ただ、すごく言葉が重要になってきて、とても言葉の表現が重くって、私は役者として芝居をする立場でもあったりするんですけど、意外とお芝居って体で表現できるので、例えば言葉は変ですけど、顔で芝居ができちゃうんですよね。だから映像があればちょっと眉をかめればちょっと怖い顔になったり、考えているとか、目を下にやればちょっとなんか困ってるとか、パッと開けば明るいとか、そういうふうな顔でもごまかしができるし動きでもごまかしができるごまかすっていうかそれが表現なんですけど。でも言葉はすごく重いじゃないですか。使う言葉とか。だからより一層伝わるっていう感じなんですかね。先生も今はもう聞く側っていうよりかは伝える側ですもんね。
松原先生:でもあのラジオもすごい好きだよ。別所哲也さんとか番組とかすごい好きだけど。何でこういう話してるかっていうと、面白い記事があって、病院内でラジオをやってるという記事があったんですよ。それは何かというと、例えば入院している患者さんがガンを持っていたりすると、そういったことに対してラジオで病気についてのお医者さんが説明するとか、あと、他の患者さんがどういうふうに感じているかとか、そういうふうに説明するようなことがある。気持ちを共感するようなことがある。っていうようなことを書かれていて、そうか、自分の在宅医療で何かやれることないかな?ってちょっと思ったんですよね。で、僕の患者さんって、基本に入院大嫌いなんですけど、だからそういう人がやっぱりどうしても必要に迫られて、入院せざる負えないない時っていうのはやっぱりどうしてもあるんですけど、そういう人たちに対してこのラジオを介して時にエールを送れたらいいのかなっていうふうに思ったんですよね。
田中ヒロコ:それすごい嬉しいですよね。ふと自分の父が入院していた時にやっぱりラジオラジオって言ってラジオを持ってきてくれって。今も仏壇にラジオを置いてるんですよ。父が長年使ってた。体も弱ってくるとテレビが疲れちゃうし、なおさらラジオみたいな感じで、いつもラジオを聞いてて。先生にエールを送ってくださるってなったら、患者さんはやっぱりすごく力になりますよね。
松原先生:どちらかっていうと、今までは一般的な話で皆さんに伝わるような感じでお話をさせてもらってたんですけど、ラジオの1対1感とかそういうのを考えるとその人のために話をすると励みになってくれれば・・・すごい強いメディア媒体になってくれてその人にとってはもうちょっと頑張ろうって思ってもらえるんじゃないかなって。そういう人が1人でもいればいいかなと思って今回こういう話してるんですよね。
田中ヒロコ:今までのラジオでも先生の良さ、病気のこととか詳しくお話をしていただいてるんですけど、先生の人間味みたいなのは出てらっしゃると思うんですね。
松原先生:自分っていうよりもその患者さんを応援したいっていうか・・・その人との思い出とかその人が実はどういう音楽が好きかとか。ご家族から聞いたりもしたので。
田中ヒロコ:それいいですよね。そしたら、その患者さんに、先生メッセージをお送りする。
松原先生:そうよ。それをやりたいんですよ。
田中ヒロコ:そのリクエスト曲みたいなのを流してあげる。
松原先生:そうよ。アーティストは聞いて、何の曲ってかわからないって言ったから、僕が選んで、自分としては力になれていいかなと思っているので。次回はそこらへんを含めて対象になる方もお話ししていこうと思います。
田中ヒロコ:今聞いている先生の患者さん。ぜひリクエストしてください。先生からのメッセージとリクエスト曲いいですね。
松原先生:気になる人が何人かいるんで、このラジオを使って話をさせてもらいたいと思います。
田中ヒロコ:わかりました。次回また楽しみにしております。よろしくお願いします。
松原先生:よろしくお願い致します。