今月のフォトブログは3日に行われた湘南ベルマーレ戦@味の素スタジアムです。
今日の放送では試合後の選手インタビューとして、エヴェルトン選手・佐藤龍之介選手・野澤零温選手をお届けしました。
残留力と言っては失礼なのでしょうが、この時期の粘り強さが素晴らしい湘南。夏以降はまずまずの成績で上位キラー。なぜシーズン通してこの強さを…(FC東京もなので割愛)
この試合、湘南の強さにしてやられたというよりは、噛み合わなかった東京の力不足ゆえの敗戦で、夏場の不振を思い返しました。
夏場の噛み合わなさを、選手離脱でやや場当たり的ではありましたが選手配置と、プレスの出口として長身CB岡選手を左サイドに置く事で安全性が高まり盛り返した秋。
前節のヴィッセル神戸戦は木本選手が累積欠場し夏場の布陣に近く戻るも、神戸の戦術に守備が合致して完封。
ただ、基本的にFC東京には前からプレスをかける事が効果的で湘南もそれを遂行し(しかも湘南の持ち味)、東京はまた夏場の布陣で臨み上手くいかなかったという印象です。
結果論ながら、スタメンにしろ途中からにしろ連勝中のディフェンスラインに戻した方が良かった気がします。
さて、今回のアイキャッチはエヴェルトン。ボール保持からアタッキングモードになった時の非凡さは見られました。
ただ、裏抜けで受けるのか、引いて組み立てるのか、同サイドの中村選手となかなか合わなかったように見えます。
復調秋の陣、未だ高い個人能力を見せる森重選手。読みも対人戦も健在で相手エースに仕事をさせていない姿が光ります。
同じく気概をみせている東選手。このシーンはブロック間に合わず決められてしまったシーンだろうか。この日はチームとして展開力が機能できませんでした。
7月の新潟戦での初ゴールがきっかけとなったか、ただガムシャラに動いていたイメージから効果的なプレーが増えてきている野澤(零。
どこかノッキングしていた右サイドを、途中出場で活性化していました。
対照的に精彩を欠いていたエースのディエゴ選手。決して屈強タイプではないCBを並べる湘南に抑えられてしまったのはやや珍しい姿でした。
最後のチャンスを決められなかった高選手と、ある程度絡めていたのでもう少し早い投入を見たかった山下選手。
高は鳥栖戦強烈な同点ミドルが頭をよぎったのだろうか、今回はシュートが強すぎてしまいました。
そして、短い時間ながらボランチの位置で投入され、積極的に供給・打開を試みた佐藤選手。西東京市出身。
東京が比較的圧してる(攻めなきゃ負ける)時間で、やや中盤底を自由に動けるのもありましたがやりたい事を自ら動かせる力があります。
あとはフィジカルで負けない事と、急くばかりでなく冷静かつ時に鋭い展開力が作れるようになれば。
スタメンを心待ちにしてます。
今日はこの後、無敗の国立競技場で町田ゼルビア戦(アウェイ)
町田も前からの激しさがあるチーム、FC東京はどう準備と布陣を敷くでしょうか。
急ブレーキで優勝の目がほとんどなり、全勝しか道が無い町田。一方「イイヒトトーキョー」で相手にカンフル剤を送りがちな東京。
そんなのは必要ない。もう一つのダービー勝たないでどうする。町田はヴェルディに2タテを食らわし、ウチは2つのダービーで2分1敗。
つまりは「東京ダービー」は現状町田の一人勝ち。それでいいのか?勝って町田を3位以内から引きずり降ろそう。俺達の国立。
とはいえ、俺達のホームは味スタ。12/8今期最後のホームを勝ってくれ。
著:酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)