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【FC東京スピリットサタデー】鹿島アントラーズ戦の写真多数掲載 7/22 放送後記 #fctokyo #842fm

放送では鹿島アントラーズ戦を振り返り、インタビューはディエゴ選手と安部選手をお届けしました。
どちらも120分+PK戦まで行った後の中3日猛暑Night。37000人超えの観客が入った味スタは良い雰囲気。

先日の規律違反等による自主規制で東京ゴール裏は鳴り物が無し。
コロナ禍でもそうだったとはいえ、声の統制と圧力が圧倒的な鹿島の前に試合前から厳しい戦い。

FC東京の方がターンオーバーをしていないので、先制点かつ主導権を握る戦いが出来るかが鍵でした。その最も重要な得点が早々に奪えた事は最高でした。

GKスウォビィク選手のロングボールにオフサイド無く飛び出した松木選手。

このシーンは勿論、最終盤で相手選手のレッドカードを引き出したキラーパスなど視野の広さやそれを作り出す運動量。この試合でも活躍した一人でした。

ただ一方、1~2失点目のポジショニング(マーキング)や、背の高い鹿島に対しややふわりとしたコーナキックと、甘いプレーも。
安部選手が海外に居なくなる分、更なる存在感と決定力への期待が膨らみます。

そして得点のディエゴ選手。

先日の試合に続き見事な反転シュート。しかも今回は反転した方向の逆を取るシュートコースでGKの反応遅れをもたらしました。
今年は本当に素晴らしい活躍。ただやはり上背があるわけではないので、屈強系センターバック2人の鹿島と対峙するには、周囲がもっと距離感を意識しなければいけなかったかと思います。

3失点しているので守備陣としては悔しいでしょうが、この試合でも人一倍精力的かつ多数のボール奪取。東京側のMVPは小泉選手と言っていいかと。

天皇杯でフル出場しているにも関わらず凄いパフォーマンス。
新たなサイドバック選手の加入がされましたが、このまま右SBで見たい気持ちと中盤の方がいいのかなという悩み。

ピーター監督になり、そしてパフォーマンスが上がってきている長友選手の左サイドでのスタメンが増えた事でサブに回っている徳元選手。

なかなかチャンスが作れなくなった後半において、得点の匂いがしたのはロングスローのシーンでした。
それ以外にも、冷静かつ次の展開に繋がるようなショートパスができる徳元選手には今後の出場も期待しています。

そしてベルギーリーグへの移籍となった安部選手。アイキャッチはお別れのセレモニーから。

あれだけ走れる選手は稀で、最近は決定的場面にも顔を出せる選手になっていただけにこの離脱は大きいでしょう。
取材においても自然体、丁寧だけれども飾らず警戒する雰囲気もなく、しっかり試合を振り返ってくださる選手です。
つい最近ご結婚はされたようですが、一先ずは単身渡白。健康と活躍を願っております。

さて、2週間ほどブレイク。
新監督に元でようやくの時間が得られ、怪我人も少しは戻るでしょうか。
他にもひと皮剥けたい俵積田選手や、復調を期待したいアダイウトン選手など、チーム浮上のカギはいくつも浮かびます。

まずは8月を終える時に一桁順位にいましょう。FC東京は強くあるべきチームです。

酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)