西東京市の南部地域で10月6日から、誰でも乗れる乗り合いタクシーの実証運行が始まり、出発式が行われました。
柳沢の南部地域は道幅が狭いことなどからコミュニティバス「はなバス」の運行が難しく、公共交通の便が悪い地域となっていました。
この度、そんな状況に応じた新しい交通手段の導入を検討するための実証運行として乗り合いタクシーが走り始めました。


運行するのは田無駅北口と柳沢2丁目にある「むくのき公園」を往復するミニバンサイズのタクシーで、途中の5カ所からも乗ることができます。
また、駅前を少し離れた住宅地の中のルートは“フリー降車区間”となっていて、希望した場所で降りることができます。
事前の登録や予約などは不要で誰でも乗車でき、運賃は300円。土日祝日と年末年始を除く平日の9:30〜16:30におおむね20分間隔で運行します。






運行初日の10月6日の朝には池澤西東京市長と萱野副市長、そして2台のタクシーの運行事業者である三幸自動車の町田栄一郎社長と大和交通保谷の中村淳社長が参列して出発式が行われ、運行車両に“実証運行車両”と書かれた黄色いマグネットを貼り付けて、第一便の出発を見送りました。
この実証運行は令和9年3月まで1年半行われる予定です。