西東京市では、災害時に安心して使える災害用トイレカーの導入を目指し、9月1日からふるさと納税型クラウドファンディングを開始しました。
過去の大規模災害では、停電や断水によりトイレが使用できなくなり、多くの避難者が不自由と不安を強いられてきました。飲食を控えて体調を崩したり、暗い仮設トイレに入れず命や尊厳を損なう事例も少なくありません。こうした課題を解決するために導入される「トイレカー」は、水洗式の洋式トイレを備えた個室に加え、オストメイト対応設備やおむつ交換台を備えた多機能トイレ室となっています。車両上部にはソーラーパネルを設置し、停電になっても照明を確保できるなど、安全で快適に利用することができます。
寄付金の使い道はこのトイレカー購入費用で、目標金額は1,000万円。募集期間は9月1日から11月12日までとなっており、寄付者には税制上の優遇措置や、希望者の氏名・団体名を車体に掲示する特典が用意されています。
災害派遣トイレネットワークに参加
今回の導入にわせて、西東京市は全国36の自治体が参加する「災害派遣トイレネットワーク」に加盟。この仕組みは、災害時に参加自治体が相互にトイレカーを派遣し合う助けあいの仕組みです。能登半島地震をはじめ、全国で延べ157万回のトイレ支援の実績があり、今回西東京市もその仲間入りを果たしました。
寄附第1号は西東京市清掃事業協同組合から


募集初日となった9月1日には第1号として、西東京市清掃事業協同組合から100万円の寄付が寄せられ、贈呈式が行われました。
西東京市清掃事業協同組合 伊藤一太(いちた)理事長のコメントです。
最後に、池澤隆史 西東京市長からのメッセージです。
詳細・寄附はこちら
https://readyfor.jp/projects/mintore-nishitokyocity