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あんどうりすの防災四季だより 25年5月18日(再放送5/25)リスナーの皆様からいただいたお便り紹介



りす:
本日は、皆さんからいただいたお便りをご紹介したいと思います。
お便りを送ってくださってありがとうございます。すべて目を通していて、本当に励みになっています。
いろんな地域からお便りが届いているんですよね。

例えば、大阪府の女性の方からは
「りすさんの番組が防災を意識するきっかけになっています。頭でっかちになってしまう防災を、身近に臨機応変に変換できるきっかけをもらっています。楽しみながら防災について考えられています。」といったご意見をいただきました。

ありがとうございます。

あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送音源

   

文字情報

古い防災常識に注意!

「防災において、昔はこうするのが良いとされていたことが、今では間違っていることもあったりするのでしょうか?」というご質問もいただきました。
これはありすぎるほどです。
なぜかというと、インターネットで検索すると、古い情報が残っていたりします。
これは自治体のサイトなどでも、情報が更新されず残っている場合があります。
以前も紹介しましたが、たとえば「地震のあとにろうそくを使う」というのは、倒れて火事になることがあるので、今では「使わないで」とされています。ツナ缶ろうそくも火事の原因になることがあると言われていますが、古い情報が残っていることでシェアされてしまうこともあります
また、何度もお伝えしていますが、たとえば水害時の対応で、水の中に人が入っているイラストが使われていたり….
驚いたのは「ベビーバスの上に赤ちゃんを乗せて、桶のように水の上に浮かせる」というのも目にしますが、危なすぎますよね。
ですので、こういった情報についても随時ご紹介できればと思っています。

皆さんも、「これ本当?」と思うようなことがあったら、ぜひ教えていただけたら嬉しいです。

それから、最近見つけて「これは…」と思ったのは、「ヘルメットを被っているのに、頭を手で押さえている」イラストをよく見かけます。
本来ヘルメットを被っていたら、頭から手を離せるという利点があるんです。
「ヘルメットでおさえなきゃいけない」というわけではありません。

ACイラストより

そういったことも、これからお伝えしていけたらと思いますので…
お便りをいただけると嬉しいです。

避難所の衛生用品やトイレの問題

次のお便りです。
「中学生の娘がいるので、昨今、話題になる避難所での女性の衛生用品の問題について教えていただきたいです。」というご質問ですね。
生理用品などを、普段からトイレなどに置いておくことで、災害時にも使えるということがありますので、企業や学校でも、最近は設置しているところが増えているように感じます。
皆さんの地域ではどうでしょうか。
たとえば、北海道の函館市では、積極的に公共施設に設置していたり、私が今行っている兵庫県立大学の大学院では、研究の一環として「大学院の中に生理用品を設置して、どれくらい使用されるのか」といったデータを取ったりしています。
もちろん、盗難の危険などもありますし、ネットでも話題になり皆さんも様々な意見をお持ちかもしれませんが、「いつも持っているつもりでも、その日に限って持っていなかった。」なんてこともあります。
そういう時にどう助け合えるか、また盗難されないための仕組みを考える必要もあるかもしれません。

私は、トルコに研究で行ったんですが、あちらのトイレは有料なんです。
地下鉄などのカードで「ピッ」っとタッチして入るスタイルでした。
日本は無料で綺麗なトイレが多いですが、全部有料にしている地域もあります。
例えば災害時に使えるかどうかはわかりませんが、災害時に電源が落ちたら無料で使えるようにして、普段はスマートフォンなどで「ピッ」とすれば、衛生用品などが有料で受け取れる場所があってもいいのかもしれません。
○か×か…じゃなく、本当に困っている人を助けられる方法を、みんなで考えていけたらいいなと思っています。
この話題が炎上しないことを願っていますので、皆さんどうか優しく受け止めてください。

災害時の連絡方法について

次のご質問です。
「いざという時の災害用伝言ダイヤル171の利用方法までなかなかたどり着けない現状です。
母に、災害時に必要な携帯の使い方をどうマスターしてもらえるでしょうか?」
といただきました。
災害伝言ダイヤル171やWebでのやり方もありますが、「この期間だけ利用できるから練習して」
と言われても、正直なところ「面倒だな」と感じたり、気づかないうちに期間が終わっていたりする方も多いと思います。

なので、まずは「いつも使っているSNSを災害時にも活用する」というのが一つの方法です。
災害の種類によってはSNSが使える場合もあります。
ただ、全く使えない状況も考えられます。そのときにどうするかですが、たとえば「位置情報を共有できるアプリ」や「Googleのサービス」などで、お互いの居場所が分かるものがあります。
それを入れておけば、たとえ連絡が取れなくても、「直前にいた場所」が大体把握できます。

もし電波が通じていれば、相手が移動したことも確認できます。
そういう意味でも、連絡を取ることは出来なくても、位置情報の共有は安心材料になるのでおすすめしています。
ただ、講演で同じようにお伝えすると「絶対に共有したくない!」と言われる方もいますが、それはそれぞれの価値観なので大丈夫です。
たとえば、子どもとは塾に行った時や散歩に行ったときなど、常に位置をわかっている方が安心だと思う方もいれば、夫婦間ではやりたくないという方もいます。

去年あったような「南海トラフ臨時情報」などが発表されたときだけ「オン」にする、普段は「オフ」にしておく、というのを使い方の一つとして提案しています。
実際に入れておくと、近くまで帰ってきたことがわかったり、家族が車で遠出したときに、車に異常が起きたら通知が来るといった機能もあるので、位置情報共有アプリの使用を考えてみるのもいいと思います。

そしてもう一つ、「公衆電話の使い方を練習しておいた方がいい」という話もあります。
これも以前お話したことがあるかもしれません。最近、都市部では公衆電話自体が少ないですが、あったとしても災害時には行列ができてしまうことも多いです。

並んでいると、「この子は一人なんだ」「親が近くにいないんだ」ということが分かってしまう危険性もあるので、必ずしも安全に連絡が取れるとは言えないことも覚えておいていただきたいです。

山に入るようなときは、今はかなり通信しやすくなっていて、衛星電話とも繋がりますが、以前はまったく連絡が取れない時代もありました。

「便りがないのは良き知らせ」ということわざもあるので、本当に会えない時もありますが、お互いがいる場所を連絡できない時間があっても仕方がないという覚悟も、もしかしたら必要かもしれません。
本当は171などがしっかり使えるのが一番ですが、そうでないときのことも、考えておくのが大事だと思い、お話しました。

ということで、皆さんからのお便り、とても励みになっています。
ぜひまた「こんなこと聞いてみたい」とか、「私、こんな活動してます!」といった内容でも結構ですので、たくさんのお便りお待ちしています。




あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/

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