佐々総合病院は西東京市の災害拠点病院としての役割もあり、年2回の訓練を実施しています。
今回は1年ぶりにその様子を取材してきました。
副院長 救急災害部長の竹内俊介医師のインタビュー
訓練実施にあたり、災害拠点病院としての役割や、今回の訓練の概要と、その狙いについてお話頂きました。
訓練前の真剣なオリエンテーション
訓練 発災から災害対策本部の設置と被害状況掌握
何より大事なのは初動です。
発災を館内放送で知らせるとことから始まり、人員を招集し、対策本部を設置。
そして病院の被害状況を把握し、続いて市役所からの無線で市内の状況をつかみ、患者さんを受け入れる体制を作ります。
ここが出来てこそ、的確に動くことが出来ます。ダイジェストでお聞きください。
患者の受け入れと的確なトリアージと処置や治療
病院全体の状況や市内の状況を把握したあとは、患者の受け入れです。
刻々と変わる状況に合わせて判断し、機敏に動く緊迫感ある訓練でした。
総評 鈴木隆文院長と西東京消防署予防課の成宮正起課長から
鈴木院長からは 訓練で出来なかったことに価値がある。
一つでもそれを潰していくことが大事。
完璧じゃなくても想定外を一つでも減らせるように、出来ることをやる。
災害時には先ずは自分の身を守り家族を守る。
その次に自分がいる場所近くの病院でもいいから自らの力を発揮して助け合いが出来るように。
成宮課長からは 消防署も年に3回は訓練をしている。
首都直下地震は30年内に70%の確率で起きると言われている。
被害を最小限にする減災のための準備が訓練。
どんなことが起きるだろうかを想像して、訓練をすることが大切。
本番では初動体制づくりと患者受け入れが同時に来ることもあり得る。
そういった訓練も望まれる。
副院長 救急災害部長の竹内俊介医師よりみなさまへのメッセージ
能登半島地震への災害支援の紹介や警視庁による展示もありました
佐々総合病院の防災に関する取り組み
今回の訓練は、消防署、警察署、市役所、他の病院との連携も想定した訓練でした。
佐々総合病院の防災に関する取り組みは
広報誌「ささ舟」Vol.53に詳しく掲載されています。詳しくはこちら👇
https://www.sassa-hospital.com/wp-content/uploads/2024/03/vol53.pdf
また、健康に関する市民公開講座も開講しています。詳しくはこちら👇
https://www.sassa-hospital.com/information/detail/10973.html