放送ではリーグ戦アウェイの浦和レッズ戦、そして天皇杯3回戦東京ヴェルディ戦…東京ダービーを振り返りました。
選手インタビューは天皇杯から塚川・木村・長友の3選手でした。
そしてこのブログでは、ダービー戦の写真をお届けします。
ただ、最初に言及しますが、試合開始時のサポーター席からの花火と発煙筒と思わしき現象。駅前?看板への生卵投下や非許可疑いの陸橋への垂れ幕と、残念かつ危険な行為があったことは忘れず触れておきます。明確な禁止事項です。
ダービーで盛り上がるだろう中、無関係、ないし看過しない多くのファン・サポーターへ泥を被せ、残念です。
12年ぶりの東京ダービー。多くの方が楽しみにし、当日も平日カップ戦ながら17000人超えの観客。
90分で勝ちきれずピリっと締まった試合内容には出来ませんでしたが、ピッチ内、多くの善良な観客、取材席でもちょいちょい上がる感嘆の声に、熱気を感じるゲームとなりました。
試合は早い段階で先制。やはりシュートを撃つことは大事ですね。今回はゴールシーン塚川選手3連写です。
それ以外でも、中盤をコンパクトに守ってきたヴェルディ陣形を上手くすり抜け、チャンスを作り出したFC東京。
ピーター監督に代わってプレスからの良いカウンターが戻ってきましたが、組み立てながらの攻撃もだんだんと機能してきていると感じます。
一方でディフェンスにおいても、この試合でほぼほぼ空中戦を制し、対人においても活躍。ヴェルディには負けられないを体現してみせたユース出身の青赤魂を持つ木村選手、素晴らしいプレーぶりでした。
(PKは前日練習で2回外していたとの事で10番手、回ってこずに決着)
森重選手が先日怪我、そしてこの試合でも怪我をしたと思わしきエンリケ選手とあって、鹿島戦でも出場の可能性。一皮むけるチャンスのプレーに期待。
ただ、複数チャンスがありながら決められないと決め返されるのがサッカーの常。
1-1に追いつかれて結局PK戦までもつれてしまったのは反省材料で、勝負も時の運が強くなり全入場者が緊張した事でしょう。
もちろん選手もしかりな筈で、そんな中でFC東京はもちろんヴェルディに至っても8人目まで全員が決めた技術、度胸、キックのアイディア、見事でした。
そしてようやく止めてくれたスウォビィク選手。甘い球になった幸運はありますが、勝負を決めた最高のセーブです。
今回は日程、メンバー、決着と、十分に倒してやったとまで言い切れないので来年上がってきたならば完勝でねじ伏せてやりましょう。
緊張はしたけど楽しいダービーとなりました。まぁ、緑様が上がらずとも神奈川寄りの方々と別の東京ダービーの歴史を築いていくのも悪くはないと思います。
さて中断まで1試合。ホームで鹿島アントラーズ戦。ここで勝てばまた上位に頭を突っ込めます。
強敵ですし、戦力的に厳しい状況は続きますが37度最高気温予想に負けず走り勝ってください。
酒匂匠
撮影:赤木真二(転載不可)