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あんどうりすの防災四季だより 23年2/5(再放送2/12)~災害が問いかける『誰ひとり取り残さない』まちづくり~でのお話について

1月17日は、阪神淡路大震災の日ですけれども、その日に参加した『災害が問いかける『誰ひとり取り残さない』まちづくり~というイベントについてお話ししたいと思っています。


あんどうりすの防災四季だより

近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。

アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。

文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。

放送の文字起こしを、記事と同じページに掲載しています。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。

放送音源

文字情報

イベントに参加しました

阪神淡路大震災から28年も経つと報道も少なくなってきたなっていう声が増えています。
全国紙でも一面トップに上げていたのは2社ぐらいだったという風に言われています。28年というのが中途半端な数字でもありますよね。
そして防災関係の人たちが結構おっしゃっているのが…
『30年経つと人は忘れていくよね、語らなくなっていくよね、語り継ぐ人も減っていくよね』っていう声があります。


確かにもう小学生とか中学生・高校生・大学生も阪神淡路大震災って、もう戦前の扱いと言いますか、ずっと昔のことなので、生まれる前だから知らないという声が増えてきています。
そうなってくると大事なお話とかも報道されなくなるっていうこともあるのかもしれません。

防災にダイバーシティの視点を入れ込む第2弾~
~災害が問いかける『誰ひとり取り残さない』まちづくり~
というイベントに参加しました。

防災にダイバーシティの視点を入れ込む第2弾~
~災害が問いかける『誰ひとり取り残さない』まちづくり~

サイトより


そのイベントで何が話されていたかと言うと…
「ウィメンズネット・こうべ」で、ずっと『女性の貧困家庭などの支援』を阪神淡路大震災から支援されてきた正井 禮子さんという方がお話ししてくださった内容があります。

何をお話ししてくださったかと言うと…
正井さんは阪神淡路大震災の後に、いつもお付き合いのある女性たちから、『性暴力というものが避難所、それから、それ以外の場所でもあった』という相談を受けたんだそうです。
そこでこんな問題あったら大変ということで、色んな所で発信をされたそうなんですね。
『性暴力』というものがあったということで、こんなことがあったとテレビや新聞の取材を受け、喋られたそうなんですけれども、当時、性暴力っていうのは暗数がある、つまり統計に出てこない『黙って声を出せない人達がいる』という研究がまだあまりありませんでした。

ですので『統計にないようなことだったらないんじゃないか』、それは皆が頑張ろうと言ってる時に、そんなことあるはずがないということで嘘を言ってるんじゃないかと思われてかなりひどいバッシングがあったそうなんです。
そこで正井さんはあまりにも色々言われてしまったので、この問題について10年ほど話せない時期があったとおっしゃっていました。

イラストACより

10年も話せなかったっていうのは、もうネット社会の今では、スピードが速いので大変な目にあってるみたいなこと言ったら、もっと発信できたのかもしれませんが、口をつぐむしかなかったんだそうです

その後、東日本大震災の後に学術調査をしようと知り合いの海外の女性研究者の方などから声があり、実際にどんな被害があるのか調査したそうです。
そしたら東日本大震災でも、同じように性暴力の被害があったということが証明
されたという経緯がありました。

それ以降、内閣府の『避難所運営ガイドライン2016年』などに反映されたりしたんですが、同じ2016年の熊本地震の頃、そういった被害があるって分かっていた方達は、一生懸命避難所にチラシを撒いたりとか、700枚ぐらい男女共同参画センターで配ったりしてたんですけれども、それでもやっぱり被害があったということもわかりました。

今年共通テストで受験生に対して狙って痴漢をするっていうようなことが報道されたりしていますよね。

日常から性暴力が許されていると災害時もよりひどくなる傾向があります。
被害に遭わないように頑張ろうというような情報ももちろん大事なのですが、それだけでは、加害者が加害をしてしまったり傍観者を許してしまうということもあるので、今は例えば、避難所であれば加害しにくい雰囲気を作る

例えば今、男性トイレにも防犯ブザーとかが置かれていたりします。
男性が被害にあうと内閣府の調査では7割の人が声を出せないでいるということも分かっています。

また傍観者にならないように警視庁の『デジアプリ』というアプリもぜひ入れておいてみてください。
↓ デジポリス サイトhttps://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/tokushu/furikome/digipolice.html

デジポリス
デジポリス


周りにいる人が、被害にあってる人を助けることができるアプリです。



この問題は、先日は兵庫県防災士会向けに講演したりしていました。

引き続きどこかでみなさんと共有できればと思っています。





あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/


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有限会社プロシステム
https://www.sonpo.ne.jp/agent/pro-sdt/index.html
株式会社ボローニャFC本社
http://www.bologne-corp.com/index.html
岩崎通信機株式会社 
https://www.iwatsu.co.jp/

 

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