先週行われたアウェイ柏戦を振り返りました。
私は取材には行っていないのでインタビュー音源はありませんでしたが、写真は届いております。
今回のアイキャッチは前半2得点の2人です。
結果として6-3の大量得点勝利、ただ失点も多く、意外な結果となりました。
ラッシュの皮切りは松木選手プロ2ゴール目でしたが、1ゴール目の試合では良いタイミングだったものの結局大量失点を食らい勝たせてあげられなかったので、先制点の際にこのゴールで勝たせてあげたいと感じました。
この時のディエゴ選手の動きも良く、中央に居すぎるよりはサイドに流れ、そのポジションにちゃんと誰かがフィニッシャーで入る形も大切と思っていたので良いシーンでした。
カシーフ選手による2点目も手数少なくスピーディーで良い連携を見せました。会心の一撃パスは塚川選手。
足元に入ってしまったかなと思わせた姿勢からの反転スルーパスは圧巻、ゴール前中央で繋いだ渡邊選手のパスはターゲットが違ったのかなと思いましたが、カシーフ選手がよく逆サイドから上がっていました。
前半では他にも、カシーフ選手に期待している部分はこれだという、攻撃での積極性所を発揮していました。
とここまでは、上位相手にやりたいサッカーを、アルベル監督が目指すやり方が出来ていたと思います。
そして後半、当然修正を加えてくる柏の盛り返しは想定内でしたが、それでもちょっと大味になり過ぎたのは反省点でしょう。
後半からシーソーゲームになったわけですが、1失点目は変なミスが生まれ始め、抽象的ですが明らかにフワフワした空気が漂ったタイミング。
2失点目は最近の弱点であるサイドからのクロス対応。カシーフ選手が絞るべきとも言えるし、森重選手が見るべき選手を外してニアによってしまったとも見える。その半端さも今シーズン既視感あるミス。
3点目も同じくクロスから。マークミスと股下をおろそかにしてしまいました。
ミスは明確なので改善に取り組んで頂きたいのですが、それぞれのタイミングで同点にされなかったのは実に助かりました。
そして、こういうオープンな展開になってからのアダイウトン様様。後半だけで2得点1アシスト(安部選手のゴールもアシストにしてあげたい)。
フェリッピ選手との絡みも良く初ゴールも演出しましたし、当人も2桁ゴールまですぐそこなので今年こそ達成して欲しい。
危うい所で相手選手退場があって有利になったり、予想より上手くはまった部分があったり、柏DFやGKの強度がおそらく不十分だったなど、多々合致しての6得点。
これは水ものだと思いますので、2位のマリノスはもちろん、残留に懸けるガンバや神戸相手にはしっかりウィークポイントを修正して堅い試合運びができるよう期待してます…が、撃ち合いの方が勝機があるのか?マリノス戦どう展開するか楽しみです。
酒匂匠
撮影:赤木真二