こんにちは。今年は6月から暑い日が続いていますが、皆さんの暑さ対策、どのようにされているでしょうか。
今回のテーマは暑さ対策についてです。オススメのアプリもご紹介します。
近年、大地震や豪雨水害の発生が相次ぐなか、市民にとっても「防災・減災」は非常に身近な話題となっています。以前と比べ、防災の知識に触れることが増えていますが、わたしたちは覚えた知識をマニュアル化してはいないでしょうか?
この番組では、四季に合わせた「防災・減災」のトピックをあらゆる視点で紹介します。
パーソナリティーを務めるのはアウトドア防災ガイドのあんどうりすさん。
アウトドアで出会ったスキルを楽しくわかりやすく話してくださいます。
アウトドアって大変そう…防災って難しそう…そんなことないんです。
気がついたら防災の知識が身についていた!そんな時間になるはずです。
文字情報と合わせてラジオライブラリーもお聞きください。
音声をお聞きいただきながら、文字で情報やデータをご確認ください。
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暑さ対策について
皆さんは、最近、首の周りに巻いている「ネックリング」というのを見たことありますかね。
孫悟空の頭の輪っかみたいになっているものですね。
それが首にかかっている人、見たことあるんじゃないかと思います。
実はこれ、防災講座でも最近紹介しています。
アウトドアで昔から使っていた素材でもあるんですね。
どういうことかと言うと、例えばアウトドアではアウトラストというような素材名で使われていたんですけども、融解熱(個体を液体に変える時に熱を奪うという性質)があるんですが、それを利用して、それに触れていると涼しくなったりそして温かくもなる素材として利用されていました。
個体を液体にする時、およそ28度ぐらいで融解するので、その時熱を奪うんですね。
だから冷凍庫で凍らしたり、冷凍庫で凍らすまでもなく28℃以下のエアコンが効いた涼しいところに置いているとそれが凍ったようになり、そして首などに巻いていると、すごく涼しくはならないですけれども28℃をなんとか維持してくれるような感じになる物体です。
仕組みとしては、なぜ融解熱が起こるかというと、流動パラフィンなどといった素材をカプセルの中に閉じ込めておくことで、それを繊維の中に入れたりとか、ああいった製品にすることで、涼しく感じたりするものになっています。
今は涼しくなるものとして販売されていますが、仕組みとしてはつけていると寒い時に28℃ぐらいまで保ってくれるものとなる可能性があります。
もしもこの時期にそういったものがあったら、暑さ対策だけじゃなく、寒さ対策にも、もしかしたら使えるかも、と思っておいていただければいいのかもしれません。
ということでアウトドアではよくこういう「固体から液体になる時の融解熱を利用する」とか、それから「液体が気体になるときの気化熱というもの」を、よく利用することがあります。
それについては何度かお話ししたことがあるんですけれども、暑い時に汗をかきますね。あれも気化熱ですね。
液体を気体に変える時熱を奪うので、人は汗をかいて身体を冷やそうとするわけです。
だからお洋服を濡らしたり、タオルとか濡らしたものを首に巻くだけで、「気化熱で温度を下げることができたりします。
それで家の中があまりにも暑くなってエアコンすらかけていてもあまり効かないみたいに感じた時に、お家の外に水をまいたり、それから窓が熱く暑くなる前に、ぜひ早めに窓に水を撒いておいてみてください。
水をかけたりとか涼しいうちにしておくと、窓が熱くならなくなります。
気化熱で温度を冷やしていたりするので、気化熱というのは、色々な場面で使うことがあるんだよということを知っておいていただければと思います。
おススメのアプリ:教えてドクターアプリ
私、長野県佐久医師会の「教えてドクタープロジェクト」というものにも参加しているんですけれども、何度かこれもご紹介した「教えてドクターアプリ」ぜひ入れておいて欲しいんですね。
教えて!ドクター
https://oshiete-dr.net/
教えて!ドクター アプリインストール案内
https://oshiete-dr.net/apri/
これを入れておいていただくと、「フライヤーを見る」という欄があって、そして「熱中症対策」と書いてあるんです。
これすごくわかりやすいので、「教えてドクター」「熱中症対策」ぜひインターネットでも調べられるので、見てみてください。
※教えて!ドクター熱中症対策
https://oshiete-dr.net/2018/07/10/post-437/
何が書かれているかと言うと、
熱中症になる予防、それから熱中症になった時の初期の対処法。
どんな時に病院に行ったらいいのかということが書かれてあります。熱が出て汗が止まっている時が一番問題があるので、救急車を呼ばなければいけません。
「熱中症でちょっと気分悪いかも」とかその程度であったら、発熱もなければ応急処置で対応することができます。
その時に濡れたタオルで身体を拭いたり、体に乗っけたりなどして気化熱で体温を下げたりします。
その時、「教えてドクター」にも書いてあるんですが、シュッと吹いてすごく涼しく感じるもの、ありますよね。
あれも気化熱で体温を下げているんですけれども、アルコールなどの気化熱を使っています。
アルコールは手につけるとすぐ乾きますね。そうするとあっという間に気化で乾いちゃうから、長時間身体を冷やす、熱中症の対処法としては使えなかったりします。
ひんやりしていつも使ってくださいだけど熱中症対策には使えないというようなことも「教えてドクター」に書いてあります。
もっと冷えるやり方なども書いてありますので、是非アプリを見ておいていただけたらと思います。
ということで今回は暑さ対策についてお話いたしました。
あんどうりすの防災・減災 りす便り
https://andorisu.jimdofree.com/
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